- リンダリンダリンダ [DVD]
- ¥3,800
- Amazon.co.jp
内容:『リアリズムの宿』の山下敦弘監督が『子猫をお願い』のぺ・ドゥナや香椎由宇、前田亜希らを主演に贈るガールズ青春ドラマ。韓国人留学生をボーカルに引き入れ、文化祭でブルーハーツを演奏しようとする女子高生バンドの友情や恋を綴る。(Amazonより)
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はい!ペ・ドゥナ
特集も本日が最後となりました!ヽ(゜▽、゜)ノイェーイ
ってわけでラストを飾りますのは、日本映画「リンダリンダリンダ」です♪
文化祭を翌日に控えた、とある地方都市の高校。軽音楽部の女子3名、キーボードの恵、ベースの望、ドラムの響子は途方に暮れていた。文化祭ライヴに向けて練習を重ねてきたのに、ギターの萌が指を骨折。ブチ切れたボーカルの凛子と恵がバトルを演じ、バンドが空中分解してしまったのだ。3人が出演をあきらめようと思った矢先、部室のラジカセからブルーハーツの「リンダリンダ」が聞こえてくる。これやろうよッ!なぜか盛り上がってしまった女子たちは、成りゆきで韓国からの留学生・ソンをボーカルに誘い、猛練習を始めるが・・・(goo映画)
♪リンダリンダー リンダリンダリンダ~ぁ~
リンダリンダー リンダリンダリンダー♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ほい!言わずと知れた人気バンド「ザ・ブルーハーツ」の、これまた言わずと知れた名曲
「リンダリンダ」を題材に、「リアリズムの宿」の山下敦弘 が監督した作品です。
ワタシにとってはコレで面白くないハズがないっ!!(ノ゚ο゚)ノ ってぐらいド真ん中ですハイ。
メンバーの一人がケガをしたことから急遽ブルーハーツのコピーバンドをやることになった
女子3人が、新たに韓国人留学生のソンを誘い猛練習を始める。
本番の文化祭は3日後。果たして間に合うのか?! ってなお話。
観るのは今回で二度目なのですが・・・いやぁ~、やっぱりイイ!これイイ!!ヽ(゚◇゚ )ノ
日本の青春映画としてはトップクラスに好きですね、やっぱりDVD買っちゃおっと♪
話自体は非常にスタンダードな青春モノです、女の子たちが急造バンドで文化祭のステージを
目指す、ただそれだけのお話。
でもそれをこれだけ面白く撮っちゃうんだから山下敦弘はさすがだなぁ。女子高生が
主人公という事で観る前はかなり心配してたんですけどね、この監督はそれまで
爽やかさの対極のような青春を描いていた人だから(笑)
でもそんなのは全くの杞憂でした、ゆったりとした空気感や間を活かしたユルい笑いといった
彼の特徴はちゃんと残しながら、青春ガールズ・ムービーとしての爽やかさ、面白さも
しっかり成立させている。それまでとは全く路線の違う題材を扱いながらちゃんと自分の色を
発揮できてるあたり、この監督にはやはり非凡なものがあると思いますよ、
自分と同い年という事で多少の欲目は入ってるかも知れないけど(;^_^A
まぁコレは既に観てらっしゃる方も多いと思いますので今更細かい事は割愛させて頂きますが、
笑いに関してもかなり波長が合いましたね。留学生ソンを演じるペ・ドゥナが醸し出す
とぼけた味わいも可笑しかったし、小ネタも秀逸。
「ラモーンズとピエール瀧ってどんな組み合わせやねんw」とか、「場つなぎの歌が
何でソレやねんw」とかね(`∀´)
それから音楽ですが・・・これはもう何も言う必要はないでしょう、「リンダリンダ」に
「僕の右手」に「終わらない唄」ですからね、ブルーハーツ好きにはタマリマセン。
あと今回初めて気づいたんですが、本作の音楽担当ってジェームス・イハだったんですね!
元スマパン好きとしては嬉しい発見でした♪
ただひとつ残念だったのは、クライマックスのLIVEのシーン。
いや演奏自体にはなんの文句もないんですけどね、オーディエンスのあの盛り上がり方は
ちょっと不自然だったかなぁと。いくらブルーハーツの曲がノリやすいとはいえ、
あの流れであそこまで盛り上がることはなかなか無いでしょう、学祭なんだし。
そこだけちょっとリアリティに欠けたのが残念でしたね、とはいえグッと来たんだけどさ(笑)
あえて彼女たちではなく下駄箱や校舎を映すあの演出、素晴らしかったと思います(゚ーÅ)
あ、それとちょっとだけ気になったんですけどね、ドラムの響子を演じた前田亜季、
練習のとき爪先でバスドラのペダル踏んでませんでした?見間違いかな?
ってゆーのもですね、普通ドラムのフットペダルは踵で踏むものなんですよ、その方が
パワーが出るし、何より脛が疲れないから。
実際の演奏シーンでは一回も足は映ってませんでしたし、だからひょっとするとバスドラは
踏んでないんじゃないかなぁと推測したんですけど。手足を連動させるのがドラム初心者に
とっては一番難しいですからね。
総評。
泣け泣け系のやっすい青春映画ではありません、ちらほら聞こえる「退屈だった」という
意見もわからないではないですしね。
でもワタシは退屈なんて全くしませんでしたし、コレ大好きです。
ってわけでオススメ!!!