イカルは奈良時代から「イカルガ」の古名で呼ばれていて、
室町時代ごろから「イカル」「マメマワシ」と呼ばれるようになり、
大正時代になって「イカル」に統一されたそうだ。
漢字で「斑鳩」と記されることがあるが、「斑鳩」はジュズカケバトの漢名で、
イカルには「鵤」が正しい漢字である。(以上は鳥名由来辞典より)
馬見丘陵公園の近くに法隆寺のある斑鳩の町があるが、地名では斑鳩が使われている。
多分斑鳩の地にはイカルが多くいたのであろう。
そのイカルが今冬は雪や餌の関係でか公園に飛来し姿を見ることが多い。
この日も地面に降りてエノキの実やカエデの種子などを拾って食べ、
池端の水辺で水を飲み、人が近くを通るたびに樹上に逃げていた。