フヨウに続いて先日からスイフヨウが咲き始めた。
朝の花は白いが夕方には紅くなるので、酒を飲んで酔ったのではと粋な名前がついている。
朝は幾分涼しくなり、空高くうろこ雲が流れ、小鳥たちが元気に林の中を移動する。
近くの枝にとまったエナガを見ると、尾羽の一番外側の白い羽が生え始めたところであった。
ホオジロ・シジュウカラなど尾羽の外側に白い羽を持つ野鳥は多く、飛翔時などにはよく目立つ。
鹿が短い尾を上げると白い旗のように見えるように、仲間同士の合図に使っているのだろうか。
尾羽を失くした小鳥たちをよく見るが、蝶の眼紋のように外敵の狙いをそらすためなのだろうか。
長い尾に小さな白い尾羽がリボンのように見えるのも可愛いものだ。
換羽を終えた多くの鳥たちは新調の衣に着替え美しい。
そんな中でヒヨドリの幼鳥は今が換羽の最中で頭の羽毛が生え変わっていて、
ユーモラスな姿を見せている。