フロリダ州北西部で初ブラックテールレッドホースを釣った後、西進してアラバマ州に入り、テンソーリバーの支流を訪れた。狙いはコースタルシャイナーだった。

ピンポイント不明なので、下流の橋へ行き、昼食をほおばりながら橋の上から偵察したところ、先行者が一人いたがすぐに去ったのでそこに入ってみた。だがブラックストライプトップミノーブルックゴールデンシルバーサイドしかおらず、しかもほとんど流れのないトロ場なのでシャイナーはいないと思い、上流へ車で移動した。

そこは川幅3メートルもない小さなクリークになっていたが流れは速かった。橋の下は変化に乏しくダメだったので上流側へ行くと、岸のオダの下流側に何尾かミノーがいて必死に泳いでいた。

タナゴ用のウキ仕掛けを脈釣りのようにしてエサのキヂを目の前に停止させると、何度か失敗の後ついにかかった。

手元に寄せて何だろうと思いながら見ると、幅広い暗色のストライプ。ダスキーシャイナーかと思ったが、水の中に漬けると尻びれが大きくオレンジ色なことがわかり、ダスキーシャイナーではないらしいとわかった。

モーテルで調べたところ、セールフィンシャイナーと判明。全く想定していなかったサプライズキャッチだった。

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初めて釣ったセールフィンシャイナー


その後コースタルシャイナーを求めて上流へ林の中を抜けながら移動し、ブッシュの中なんとか竿を出せる場所で魚がいるポイントを釣り上ったが、結局仕掛けを二つダメにし、タナゴバリ極小をとうとう使い切ってしまった。釣れたのは全てセールフィンシャイナーだったので、コースタルシャイナーのポイントはここではないと判断して納竿した。

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大きなセールフィンシャイナー。それにしてもストライプが美しかった。


コイ目コイ科 Pteronotropis 属。背びれや尻びれが大きく帆のようなのでその名が付いている。最大全長7センチ。アラバマ州南部とフロリダ州北西部に分布し、域内では一般的な魚種である。源流、クリーク、小河川の砂底または粘土底のプールや平瀬を好み、オダや水生植物の中にいることが多い。無脊椎動物食性。


セールフィンシャイナーのハビタット