行きすぎたジェンダー意識？スウェーデン編

 男女平等が進んでいるスウェーデン。
イクメンの多い国スウェーデン。
家庭・育児を両立しやすい国スウェーデン。

素晴らしいところがいっぱいありますね。私の母国スウェーデン。

しかし、ジェンダー意識は何かずれて来ているような気もします。
男女差別等は絶対許さない国です！　大賛成！
男女に対する常に平等扱い、教育の現場いに置いても、社会においても。　
大賛成です！
労働条件は男女間で同じです。大賛成です！

但し、女性としての誇り、男性としての誇り、、それはないのかなぁ？
それはあってもいいんじゃないのかなぁ？？と思いますが、、
平等というのは『同じ事を同じようにこなす』のではないと思うのですが、
スウェーデンではそのように考えているみたいです。
男女の違いを完全に消す！
数年前から、子供のおもちゃ広告をこんな感じになっています。

 
 

その理由は。典型的な男女の役割の固定観念を取っ払いたい！
全員を『人』一人の人間として扱いましょう！
それは確かに理解できます。
いい事でもあると思います。

でも、そこまでやる必要あるのでしょうか？

広告に『女の子用おもちゃ』と載せたおもちゃメーカーは
”広告オンブズマン”からその広告の取り下げるようにと命令を受けました。

トイザらスのスウェーデンのHPには『男用』『女用』のおもちゃ欄はありません。

おもちゃの種類で検索します。
『組立系』『人形系』等、、まぁ、それもいいかなぁ と思います。

但し、私の中の平等というのは、人が誰でも”自分らしく”生きられる事。

遊びたいおもちゃで遊べばいい！男の子は人形遊びをしたければ、それは当然いい！
女の子は典型的な”男遊び”をしたければ、それもいい！

ただ、あまりにも男女の違いを消そうとしているとどうしても違和感を覚えてしまいます。

違ったっていいんじゃない！違っていても価値は一緒よ！

その違いを受け入れた上で、個性を認めて、人それぞれの生き方を認めればいいんじゃないでしょうか？

スウェーデンでは、　He(彼）She（彼女）を使わない幼稚園もあります。全員をその中間の（Hen)という呼び方にしている。男女を意識しないで『人』として付き合う為。 だそうです。

周囲に自分の子供の性別を明かさない親も数年前に話題となりました。

でも、それは果たしてその子の人生においてプラスになるのでしょうか？

それより、自分が生まれ持った性に対して誇りに思う、『女性で良かった！』
『男性で良かった！』　と思えるように意識を持たした方がいいのでは？と思います。

男性と女性は価値は一緒！
社会における地位も一緒！
男性女性関係なく、やりたい事、なりたい事は何でもできるよ！

そういう事は私も娘たちに教えています。

でも、無性や中性になって欲しくないなぁ～～～。

皆さんはどう思いますか？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
 

５月１４日発売よ！！
↓
武道の教えでいい子が育つ! スウェーデン人空手家ウルリカの子育てメソッド/講談社

￥1,296

Amazon.co.jp