真理矢との秘密の・・・ | 魔法石の庭ver.2

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スピリチュアル界と、ちょっとパワーストーンブログになっています。

 ぎしっとベッドが鳴っています。
 私のスピリット界のスタート地点は、いつも館の中の自分の部屋(私とメローネの寝室)なのですが、今日は、スタートするなり押し倒されてしまいました。

 視界は、いまいち安定していなくてぼんやり。でも、金髪のショートヘアと、緑の制服で、相手が真理矢だとは気づいています。

「姉様……」と、真理矢がうっとりとつぶやき、私の耳に唇を寄せてきます。
 ……そういえば、真理矢を旦那様にしてから、荒らしから「気持ち悪い」とか言われたことがあります。しかし、私はそれでますます火が付いて、「気持ち悪くて結構!真理矢を侮辱するやつは許さない!」と戦闘モードに入り、その荒らしに日記が読めないようにブロックしました。

 荒らし、また時々来ているようですけどね。ipアドレスで分かりますよ。「今後書き込んだら、今度は完全にアクセス拒否します」とメールを送ったので、書き込むことはないみたいですけどね。

 同性愛が気持ち悪いというのはなんとなく分かりますが、それをわざわざ知らせてくるということは、「こいつを傷つけてやろう」という悪意があるからなんですよね。本当のホモフォビア(ビアンでもホモのくくりに入る)ならば、「気持ち悪い」と感じたら書き込みなんかせずに次のサイトに移動するでしょうからね。

 ともかく、真理矢とキスしたところ、知覚がはっきりとしてきました。
 私は、のしかかっている真理矢に手を回し、甘んじてキスを受け止めています。

 つっつくようなキスから、深いものに。私は、そういう経験がないので分かりませんけど、真理矢は私がマグロでも構わないようです。
 一応、真理矢の舌の動きに合わせることはしているのですけどね。

「姉様……姉様は今、僕のもの……」とうわごとのように繰り返しながら、真理矢がローブの裾から手を潜り込ませてきます。
 私は、快感で震えることしかできません。

 しかし、ふと、私は真理矢の緑のブレザーの裾をつまみ、「ねえ、真理矢も脱いで?」とお願いしてみます。
 すると、真理矢は体を起こし、両手を上に突きだして、「姉様が脱がせてください」と言います。

 私は、ブレザーのボタンを外し、それから、ブレザーの下の白いシャツも脱がせていきます。
 すると、ピンクの下着が現れます。

「ピンク……」と私がつぶやくと、真理矢は急に頬を赤らめて、「や、やっぱり僕には似合わないですかね?」としょんぼりしたようなので、私は「ううん。似合うよ」と頬を緩めながら言いました。

 というか、この時点で「真理矢可愛い!甘やかしたい!」という気分になって、私はそのブラジャーを丁寧に脱がせると、真理矢の小ぶりな胸に手を触れます。
 真理矢は、女性としてはAカップと小さめの胸をしていますが、形はすごく良いです。理想的な胸の形であるお椀型で、その胸の下に目をやると、ほどよく腹筋のついたお腹が見えます。

 胸を触りながら、私は「あれ?真理矢、胸大きくなった?」と聞いてみます。
 真理矢は、「んっ……ふふっ」と笑って、「好きな人に触って貰っているからですよ」と殺し文句を囁きます。

 それから、私たちは久々に溶け合うように愛し合いました。
 男であるメローネとの交合とは違って、ビアンである真理矢とのセックスは、私もマグロのままでは損した気持ちになるので、こちらも積極的になります。
 結果、私も真理矢も、満足するまで抱き合うことになります。……龍である真理矢は、まだ物足りなそうですが、私も年を取ったのか、2回ほどで満足してしまいます。

 しかし、物足りない真理矢が、私が息を切らして寝転がった後もねだってくるので、間を取って4回しました。

「真理矢……私、もう30代だし、勘弁して……」と息を切らせていると、真理矢は「よその非物質界探索者は30代でも10回とかしている人もいますよ?」と言うので、「よそはよそ。うちはうち」とオカンみたいなことを言ってたしなめます。

 それから、心配そうに真理矢は、「姉様は体力が人より少ないのですから、あまり無理はしないでください。ただでさえあの幽霊と接していることで、精神力も分け与えているのですから」とのぞき込んでくるので、私は仰向けに寝っ転がりながら、真理矢の金髪を撫でて、「大丈夫。貞子さんも悪い人じゃないし。私だってただ安穏と30代まで生きてきたわけじゃないんだから、自分の体力くらい分かってるよ」と言います。

 すると、ふいに真理矢の緑色の目が曇って、「ふうん……」と珍しく歯切れの悪い返事が返ってきます。
「あれれ?真理矢さん、焼きもち?焼きもちですか?」とからかうと、真理矢はぷいっとあっちを向いて寝転がってしまいます。
 私は、真理矢を背中から抱きしめて、「大丈夫。焼きもち焼いてる真理矢も、私は好きだから」とよしよしと頭を撫でます。
 
 そんなこんなで、久々にエロ回でしたけど、やっぱスピリチュアル界は楽しいです!果たして、「現実楽しすぎるぜ!」って思える日は来るんだろうか……とも思いますけどねえ。