メダイ:カタリナ・ラブレの逸話 | 魔法石の庭ver.2

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 諸事情で明日も仕事休みです……普通の職場だったらとっくに首切られてますね。
 金曜も、雪の状態で行けるかどうかわかりません。このままだと、1か月に数回しか通勤していないことになります。お金がないので、稼ぎたいのですが……。

 さて、数日前から不思議のメダイを付けていると言う話はしましたね。

 不思議のメダイとは、ロザリオのように祈りのカウンターと違って、ラッキーアイテム的な要素が大きいものです。
 特に、胸に付けると大いなる恵みが与えられるといいます。

 このメダイについての逸話を紹介しましょう。

 フランスに、カタリナ・ラブレという一人のシスターがいました。
 彼女は、幼い頃から修道生活に憧れており、シスターになることを親に反対され、一度は「都会の甘い生活が彼女を誘惑するように」と都会に働きに出されたのですが、それでも彼女の決意はゆるぎないものでした。そうして修道生活に入ることとなったのです。

 ある晩、カタリナは小さな子供の声で目覚めます。
 そこには蝋燭を手にした子供が立っており、しきりに「シスター、目を覚ましてください。マリア様がお待ちです」と声をかけていました。
 カタリナはとっさに、他の人間が目を覚ますのではないかと案じましたが、子供は「大丈夫。今は夜中です。皆眠っていますよ」とカタリナの心中を察したかのように言って、自分についてくるように指示しました。

 不思議なことに、消灯されているはずのカタリナと子供の行く手には、自然と明かりが灯っていました。

 大聖堂まで来ると、子供はカタリナを祭壇の前に立たせ、少し待つように言いました。
 そうしているうちに、カタリナは衣ずれのようなささやかな音がして、誰かが祭壇の椅子に座ったような気配を感じました。
 カタリナはそれがマリアであるか疑わしいと思ったのですが、またも彼女の心を察したように子供は「そのお方は聖母です」と言いました。戸惑い、やはり疑いの晴れない彼女に、今度は子供は大人のように重々しい口調で「そのお方は聖母です」と再び言い放ちました。

 そうして、カタリナは「生涯で最も甘美であった数十分間」をマリアと共に過ごしました。
 カタリナが聖母の膝に手をかけると、マリアは祈りについての様々な意見を述べました。そして、祭壇を指し、「ここに訪れる者はあらゆる困難から救われるでしょう」と言いました。

 そして、カタリナの脳裏に図を送り、「このようにメダイをお作りなさい。このメダイを身に付ける者には大いなる恵みが与えられるでしょう」と言いました。

 その図とは、表がマリアが手を広げ、そこから何色もの光が放たれ、マリアを囲むように「おお、無原罪の聖母マリア、あなたを頼る我らのために祈りたまえ」という文字が書かれていました。マリアの足元は地球と
、悪魔の化身である蛇を踏みつけており、その下には1830という、まさにカタリナがマリアのご出現に会ったその月の西暦が記されていました。
 裏を返すと、12使徒を表わす星と、その中心に十字架とマリアのMを組み合わせた図柄が示されており、その下には「傷つくまで愛する」というマリアの御心と、苦難に遭って苦しむイエスの、剣で刺された御心が記されていました。

 そうして作られたメダイは、今や世界中に広まることになります。
 カタリナのその後は、マリアの恵みの証であるメダイの普及に貢献し、死した後にも遺体は腐ることなく、フランスのメダイ教会と言われる教会に今も安置されています。

 メダイの恵みの印として、マリアのご出現に会った人の逸話もあります。
 それはまた次回に……。