カトリックの国オーストリアでは、日曜日には、ほぼ全ての商店がお休みだ。
レストランは開けても良いので、食事に困るわけではないけれど、買い物が出来ない…というのは、なかなかの不便。
昨日は、ジジババ御一行の某ババ様が「お腹がもたれる」、某ジジ様が「足が疲れた」ということで、一日中ホテルで休養。
「何か食べるもの買ってきて」というリクエストを受けるけれど、問題は「どこで買ってくる?」…だ。
「目覚まし時計のボタン電池が切れたから買ってきて♪」というリクエストもあり。
あぁ〜
東京なら簡単だよなー
ちょっとそこのコンビニに行けば何かしらあるし、地下鉄に乗ってデパ地下まで足を伸ばせば、お惣菜もお弁当も選びきれないほどある!
でも、ここはオーストリアだ。
さあどうしよう…と思い巡らしながら歩いていたら…
ハプスブルグ家の歴代皇帝の納骨堂である「カイザーグルフト」を通りがかった。
せっかくだから入ることに!
ウィーンには何度となく来ているけれど、入ったことがなかったので、良い機会だ。
入館料は、€5.50-
地下に降りると、そこは1600年代からの皇帝たちのお墓。
豪華な細工を施した棺がずらっと並ぶ。
奥に足を進めると、ひときわ豪華な「二人用」の棺が。
偉大なるマリア・テレジアと、その愛する夫ロートリンゲン公フランツ・シュテファン…の棺だ。
てっぺんには、見つめ合うお二人の彫像。
そしてこの巨大な棺を、ぐるっと取り囲むように彼らの子供たち。
1歳で亡くなっている小さな棺もあり、胸がしめつけられる。
そしてこちらは、実質上最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフと、その妻エリザベート、自殺した皇太子ルドルフの棺。
ひときわ花の多い棺が、エリザベートだ。
出口近くには、2012年に98歳で亡くなった「最後の皇太子」オットー・フォン・ハプスブルグの棺もあった。
お葬式は、オーストリア国営放送がテレビ中継したらしい。
亡命につぐ亡命の波乱万丈の浮き沈み人生。
しみじみ、人が生きていることの意味を考えさせられる場所だった。
…それはそうと、「なにか食べるもの」と「ボタン電池」だ!
中央駅なら、特別に店が開いているかもしれない!
↑ 地下鉄U1に乗って、ウィーン中央駅へ!
たしかここにはスーパーマーケットがあったはず♪
が、しかし…
↑ 閉まってる。
ですよね〜〜(u.u;)
それでも、パン屋は営業してるし、持ち帰りのできそうなレストランも何軒かあった。
↑ この看板にそそられる^^
↑ チキンカレーをお持ち帰りすることに!
これが、かなり美味しかった。
もしかしたら、また行っちゃうかも^^
お値段は、€11.90-
…
昨日のウィーンは、東京もびっくりの暑さで、日蔭をさがして歩いたけれど、夕方になったら少し和らいだ。
さあ〜!
ポケモンGOの散歩に行かねばー
まずは、偉大な詩人シラーの彫像が、常に「花弁」の散るポケストップとなっている、シラープラッツへ。
この広場を前に堂々と建つ美術学校の入試に、あのアドルフ・ヒトラーは、2回も不合格とされているのだ!
ところが、その玄関前で、ポケモンさんたちはどんどん出現♪
面白いように出現\(´◇`)/
↑ お初にお目に掛かった「パウワウ」
図鑑がまた1つ充実だ^^
↑ モーツァルト像も、常時「花弁」の舞うポケストップ。
敬愛するモーツァルト様を、そういう目で見るのは叱られそうなのは重々承知ながら…
ポケモン捕獲に興じる私であった。
すると、新王宮の方から、なにやらインド映画を思い起こす感じの軽快なダンス音楽が。
近くまで行ってみると…
↑ 最前のインストラクターさんに合わせて、踊る人々!
楽しそうだー
誰でも参加できそうだったけれど、今の私はそれどころではない(笑)
↑ ポケモンGOに大忙しだ♪
↑ アルベルティーナのテラスから眺めるオペラ座。
↑ おなじみ、アルベルティーナの見事な階段アート♪
↑ オーストリアでは、やたらにお出ましの「スリープ」^^;
東京の「ドードー」並みの頻出ぶり。
かなり暮れてきたので、ホテルに戻った^^
我ながら、「まるでポケモンGOするためにウィーンに来た」ような自分に、ちょっと呆れはするけれど、ま、それもまた今の旅の思い出になるわけだ♪