11月2週目の仙台からの仕事帰り、那須塩原駅で途中下車。路線バスで塩原温泉に向かいます。
しばしバスは走り箒川の渓谷沿いに入ると終わりかけながらも紅葉がまだまだ綺麗です。もっとも山の上の方は見事に落葉していました。
今年は11月頭が紅葉のピークだったそうです。
1週間遅かった。
先週の京都は1週間以上早かったし、仕事のついでに寄ると中々紅葉とタイミングが合わないですねぇ。ザンネン。
塩原温泉は千年以上続くと言われる温泉郷で、箒川の渓谷沿いに11の温泉が並びます。
箒川沿いには無色透明な湯が多くありますが、新幹線側から見て奥にあたる元湯や新湯では白色や真っ黒など色々な濁り湯も楽しめます。
今回予約した明賀屋本館は箒川支流の鹿股川に沿った塩の湯温泉という旅館2件だけの小さな温泉地にあります。塩釜温泉でバスを降り、送迎車を待ちます。
箒川沿いの紅葉が綺麗ですね。
遊歩道が整備されているので、紅葉が盛りなら歩きたいところ。
崖に沿って建っているので玄関とロビーは中二階にあたります。
宿から20分程歩いて小太郎ヶ淵という所に着きました。渓流が綺麗。奥の橋の所に紅葉も。
宿の地下1階に大浴場がありますが、その横からさらに川沿いに向かって階段を下りていきます。数えたら八十八段ありました。
昔からある階段のようで、所々かなり急な箇所があったので、足が悪い方には厳しいと思います。
浴槽は川沿いに3つ。一段上がった所にもう一つあります。
泉質は塩化物泉。カルシウム分も多いようで湯船の周りなどは結晶化しています。
温度は浴槽によって異なるようです。3つはぬるめでしたが、私は一つだけあったやや熱めの浴槽が気に入りました。
緑白色に薄く濁ったお湯はスッキリした入り心地で、体に成分がじっくりと染み込んでくるような印象を受けました。
何より渓流を眺めながらの入浴は最高の気分になります。
今後も何度でも入りに来たい良い風呂です。
こちらの宿は源泉を何本も持っていて、館内の内湯でも2種類の異なる濁り湯が楽しめます。
次回行く時は食べちゃおうかな、とちぎ和牛w
地元の食材である干瓢が使われていました。強いて嬉しくはないかなw
そう言えば大根とキノコの鍋の大根は美味しかったです。箸でも簡単に切れる程に柔らかく出汁をよく吸った味も食感も良かったです。
私は秘湯や歴史ある旅館が好きなので、全体的に風呂が良ければ良く、食事などはこういうものだと思っております。
私は秘湯や歴史ある旅館が好きなので、全体的に風呂が良ければ良く、食事などはこういうものだと思っております。
なので今回も特に問題なく楽しめました。部屋もきれいに掃除してあって空中に埃が浮いてないのに感心しました。
接客も丁寧で良かったです。
やや不満なのは日本酒。飲みたい感じにならないカップ酒しかなくビールのみで我慢したことと、朝食を8時にお願いしたところ、7時20分に布団を上げに来たことかなww
部屋食とは言え、ちと早くないですか?w
日本酒も鳳凰美田とは言わないけれど、近場にも東力士とか旭興とかあるじゃない?w
今後考えてくれると嬉しいなぁ。
改善されると嬉しい所もあるけど、この宿は良くも悪くも昔からのやり方を変えていないんだと思います。
肝心の風呂は言うことないし、山の中の鄙びたお宿らしくて、それはそれで良いよなぁなどと思いつつ明賀屋本館を後にしました。