第11回: 手術直前に受ける大切な質問 | しあわせ家族ラボ

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誰でも初めての子育て。その試行錯誤の中で、家族の笑顔が増えたらいいなぁと母なりの工夫や挑戦をしていたら・・・なんだかあれこれ楽しくて、しあわせな時間が増えました。「常識」よりも「発想の転換」と「体験」をモットーにつづる、子育て実験(実践?!)ブログです。

やっと、本番
このためにここに来た

手術です。


サービスショットなんぞ


サービスにもならん姿ですみません
手術着装着完了ということで。
(遠慮がちに画像サイズを小さくしてみた)

術着は、
脇がマジックテープになっており
手術台に乗ると
上からシートをかけてから
ベリベリベリと剥がされ・・・

引き抜かれる。

そう!

真っ裸にされるのだ
(イヤン、お恥ずかしや)

公開してよかったのだろうかはさておき
これが手術着である。
まあ、ちゃちゃっとスルーして頂きたい



病室にて用意が整い
お迎えが来るのを待ち
さあ来た!

ということで車いすに乗せられた。


ここ数回、
車いす移動での
手術室入りである。

初回(10年前)はストレッチャーだったなぁ。

なんとなく変わったのだろうか?


手術室前までは夫が付き添う。
車いすを押す看護師さんが
「緊張されてますか?
大丈夫ですよ」

と笑顔で声をかけてくるが
緊張というよりは

またココ(手術室)に来てしまった

という残念感でいっぱいであった。


もうこない
もうこない
これが最後
これが最後


実は、念仏のように唱えていた。

それが緊張に映ったらしい。
看護士さんは十中八九
緊張を和らげようとやさしく声をかけるのであろう。

ここは「緊張してません」と反抗せず

ええ、すこし・・・

と神妙な面持ちで
答えておいた。
しかし、そばで見ている夫の顔は

う~そつけ(笑)


と言いだけである。

ここで「何よその顔!」と言い出したら
中途半端に決着しないまま
お別れになってしまうかもしれない。


もし大事に至った時
最後の会話がかなり残念なものになる。


以和為貴

和をもって貴しと為す気分で
余計なことは言わず
笑顔で夫とお別れした。


さあ、このあと
彼は・・・
彼は・・・

私を待つ間
爆睡であろうかお


いつも睡眠不足なので
長時間の待機に耐えられない。


私のベット脇で寝てしまっているところを
看護士さんに「終りましたよ」と起こされる人なのである。

さすが私の夫(笑)

手術時は 毎回爆睡 夫婦でね

毎度無事帰還し
何事もないからこそ
笑える事実である(笑)



さあ、手術室の自動ドアをくぐった。
手術部スタッフが
手ぐすね引いて待っている

病棟看護師から
引き渡される私


看護士さん、
また12階で会いましょうね~

心でつぶやきながら
にっこりほほ笑むと

「うがいさん、がんばってくださいね!!!」


私より真剣に
看護士さんが心配そうな眼をしている
・・・まだ若いからかしら?

さすがにいつもの
「いやぁ、頑張るのはドクターですから、私は寝てるだけ♪」
とは言えなかった。

病棟看護士さんの誠実なまなざしに感謝しながら
見るからにスキルが高そうな
オペ看にこの身の引き渡し儀式が終了。


そして、念には念の名前確認をされる。

そして
そして
ここで大事な質問が投下される。


「手術する足は
 右足ですか?
 左足ですか?」



え?
オペ看なのに
あなたが知らないんですか?


まあ、そう言いたくなる気持ちも無きにしもあらず。
でも、素直に左足です、と答えてみた。


同室のおばちゃんたち情報によると
「そんなこと聞かないでよ~って思うわよね」
「なんでそんなこと聞くの?あなた大丈夫って聞いちゃったわよ」
「今更なんで?って思ちゃった」
と口をそろえて言っていた。

みんな心配になったらしい。

そりゃそうだ。


念には念を入れて
看護士さんが聞いてくれるこの質問が
実は緊張して手術室に入った患者さんを
更に不安にしていることを
病院側は

たぶん知らない( ̄ー ̄;



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