うえた整骨院、板倉です
先日、ちょと衝撃的なニュースで
「ジュラシックパーク」などでおなじみ、
恐竜の王様ティラノサウルス。
映画などでは
いかにも「爬虫類」っぽいこんな姿ですが、
ある学者さんが発表した最新の予想復元図が
こんなのだとかで…
おもわず「え?」ってなってしまいますね。
これはあくまで、予想図の一つでこれが正解というわけではないらしいですが、
それにしても衝撃…
ただ、恐竜は現在の鳥の祖先であって、
早い段階から羽毛があったのではないかというのは、
化石の細かい研究などからかなり確かなようです。
ヌメヌメじゃなくてフサフサだったんですねぇ。
実際、骨格からその姿を想像するのは難しいことで、
たとえば現在存在する、この骨
鳥っぽい顔ですが、このがっしりした体に
鎧のような骨…これはなんでしょう?
正解は、この通りペンギンです。
かわいらしい姿からはなかなか想像できないごっつい骨格です。
逆に、この骨格しか知らない人からペンギンを想像するのは難しいでしょう。
ちなみに、この鎧のような骨はなにかというと
これは人間で言えば胸骨にあたる部分です。
人間の胸骨は笏(しゃく、昔の貴族とかがもってるアレです)に例えられたりするように細長い形をしています。
胸骨には胸の筋肉がつくのですが、
ペンギンは抵抗の多い水の中を「羽ばたく」ように泳ぐので、
ものすごく強力な胸筋(つまり胸肉)が必要になります。
そして、その強力なパワーを受け止める胸骨も
このように大きく分厚く発達するんですね。
…このように、骨の形も生物の機能に応じた進化をしています。
人間の骨格も「2本足」で歩いて「手で細かい動作をする」ようにいろいろ進化しています。
その一方で、まだまだ進化の途中な部分もあって、そこが不調の原因にもなったりしています。
そのような進化から見た骨格の機能、というのも面白いものです。