みなさん、こんにちは。
衆議院議員 うえにし小百合です。


先日、衆議院第一議員会館の会議室を使用して、
「若者の声が届く政治を実現する会」を
私の事務所主催で開催させていただき、
10代20代の皆さんがお集まりくださり、

テレビ局からも取材にお越しくださいました。

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このブログでは18歳選挙権についての

私の活動を何度もお知らせしていますので、
もう既にご存知の方も多いかもしれませんが、

私は日ごろ各地の高等学校に視察にお邪魔し
先生方や高校生の皆さんにご意見を頂戴する他、

各省庁とそれに関するやり取りをしております。

http://ameblo.jp/uenishi-sayuri/entry-12087546817.html


今回は文部科学・総務省が関わることが困難な
社会に出て働かれている10代の皆さんや
大学生の皆さんの意見を直接伺うことで
18歳選挙権の意味の理解を相互に深め、

若い人たちの声を政治に反映させるという

目的で開催をさせていただきました

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(↑若いみんなもしっかりと自分の意見を持っています!)



この「若者の声が届く政治を実現する会」

最初に出た多くの意見は“政治に自分達が

関わっていくべきだということはわかるけど、
年配の人が多く堅苦しいので入り込みにくい。”
“国会が何をするところか位は分かるけど、

政治家っていったい何をしている人達なのか、

全く見えてきません。話をする機会もない。
“上西さんはテレビで知ってるから来たけど、
議員さんって、どういう人がいるのか

知らないからきっかけがないんですよ。”
等という考えさせられるものが多かったです。


私だって、中学生・高校生の時には

政治のニュースよりはバラエティが好きでしたが、

このような意見をお持ちなのは、

何も若い方々に限ったことではないと思います。
『自分の住んでいる地域からどんな議員が選出されて、

どんな仕事をしているか、どんな思想を持っているのか』

大人でさえ答えられる人はそんなにいないはずです。


私自身も日頃の活動を一人でも多くの方に知って頂く為に

ブログやFACEBOOKやツイッター等で使発信していますし、

メディア出演等の時も発信努力は致しておりますが、

すべての方に活動を伝えきることはできていません。


今の日本の投票率は前回の衆議院議員選挙で約50
有権者の二人に一人しか選挙に行っていません。
20歳代に限ってみると約30%で三人に一人だけ。

若い世代になればなるほど投票率が下がっています。
この数字は諸外国に比べると残念なことに大変低く、

若い人だけでなく、大人も如何に政治に興味を

持たれていないかというのが浮き彫りになる数字です。

議員は選挙で投票されないと政治の仕事ができません。

故に、議員は投票率の高い世代の意見をより聞きがちで、

そのような背景があるので、投票率が低い若い世代の

ための制度はなかなか整備されないままなのです。

今、政府が高齢者1250万人に

1人3万円を配る政府の「臨時給付金」を配り、

一方で「子育て世帯臨時特例給付金」を

廃止しているのがいい例だと思います。

20代に比べると断然投票率の高いお年寄りに

根拠もなく“臨時”としてお金を配り、

次の選挙で政府与党に投票してもらえるように

選挙対策しているのがわかるのではないでしょうか。


でも、このような状態を看過することはできません。
今の日本は少子高齢化・人口減少社会を迎えていて、

日本の未来を作り担う存在である

10代の皆さんにもより政治に主体的に参画して

いただかなければよりよい日本はつくられないのです。

ですから、私は選挙権でなく被選挙権の引き下げという

課題も全力で取り組み政治による世代間格差解消にも

注力をしてまいる所存でございます。




また、「若者の声が届く政治を実現する会」では、

私の“どうすれば政治に興味を持って頂けるのか?”
“政治家の仕事をどう伝えればいいのか?”
という

疑問にも若い皆様がお知恵をお貸し下さいました。

“私たちと年の離れた見たこともない議員さんに政治を
説明されてもほとんどの若者は聞いてくれないと思う。

だから、若い人から若い人にSNS等で

伝播させていかなければならないと思う。

私は今回、上西議員とざっくばらんに話せて、

政治を身近に感じることができたので広めていきたい。”

“テレビに出ている自分たちと年の近い上西さんを見て、

政治に興味を持つきっかけができた。これからも若い人が

目に見える場所に出続けることが大切だと思う。”と。



私も確かに若い人から若い人に伝える力は

強大だと思いますので、これからも

国会議員の中では年齢の近い議員として、

若者に向けた政策が実現するために、

皆さんからいろいろな素直な意見を

聞かせてもらいたいと思っていますので、

忌憚のないご意見をお寄せください。




最後になりましたが、お忙しい中にも関わりませず、

「若者の声が届く政治を実現する会」にご出席下さった皆様、

開催にあたりお力添え下さいました関係者の皆様に

心よりの感謝を申し上げます。ありがとうございました。