みなさん、こんにちは。
衆議院議員 うえにし小百合です。


毎日寒い日が続きますね。
東京には道路脇に雪が溜まっています。


本日は早朝より省庁レク及び様々な勉強会に

出席をさせていただくなど致しております。
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(↑省庁とのレクで勉強させていただいております。)


これまでもブログに記させていただいておりますが、

私は現在、法務委員会に所属をしておりまして、

平素の地元活動の中で小・中・高等学校に

通うお子さんをお持ちの保護者の方々から
“子どもがいじめにあっているが学校の対応がない”
“部活での指導が厳しくいじめのように思う”
というご相談をよく頂戴いたしております。


また、私自身も国会議員の中では

子ども達の年齢に近い議員ということもあり、

大津市でのいじめ自死事件・矢巾町の

中学二年生の自殺事件等を報道で知り、

現在の私の立場でなんとか現状を打破できないものかと

常日頃勉強を続けているところであります。


そういった経緯もあり、本日「事案における初動調査

情報共有の重要性について考える勉強会」に出席し、

“いじめ問題”に関する思いを発言致しましたので、

その内容を以下に纏めさせていただきます。

(↑ご講演を聞き、私の思いを皆様にお伝えしました。)



平成26年5月に「いじめ防止対策推進法」が成立し、

“生徒の自殺”“長期欠席”等につながる

重大事態発生時は学校側に調査機関を

設立することが義務付けられています。
そして、平成26年度は内230人が自殺した450件が

この調査機関にかけられた結果、
“いじめ問題”での自殺と認定されたのは5人。


普通に考えると、“5人”はあり得ない数字で

これを見る範囲ではご遺族の方々が仰る通り、

調査機関側の隠ぺい体質があることは否めなく、

真の“いじめ再発防止策”がとられることはありません。
そして、同時に折角成立した「いじめ防止対策推進法」が

有効に活かされていないことも見て取れます。



いじめは当然あってはならないことでありますが、

近年ではパソコンや携帯電話などを通じて

インターネット・SNSを使ったいじめも

平成26年度に約331件(全体の4.2%) 発生しており、

子ども達の間で起こるものを把握して、

なくすことが非常に難しくなっています。


しかし、子ども達の心が傷つけられること、ましてや、

命が失われるようなことがあっては決してならない訳です。
平成26年度のいじめの認知件数は

18万8057件にのぼります。
このような現状を打開するのに何が必要か。


今後もご遺族や有識者の皆様方、省庁との

意見交換を重ねて文科省・法務省とのパイプ役として

微力ながら尽力してまいる所存でございますので、

引き続きご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。

また、本日の私の発言をお聞きくださり、

取材にお越しくださる記者の方もいらっしゃいますから、

しっかりと情報発信もさせていただきます。

(↑尾木直樹先生のご講演)

(↑香山リカ先生のご講演)



「学校事件事故の重大事案における初動調査と

情報共有の重要性について考える勉強会」において、

御辛い心境の中でいじめ問題をお話くださいました

ご遺族の皆様方、関係者の皆様方、そして、

教育評論家尾木直樹先生、精神科医香山リカ先生に

心よりの感謝を申し上げたいと思います。


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勉強会後にご遺族関係者から頂いた

資料も早速目を通させていただきました。↓
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このブログを2016年1月19日に

ブロゴスに掲載していただきました。

http://blogos.com/article/155642/

http://blogos.com/blogger/uenishi_sayuri/article/

ありがとうございます。