みなさん、こんばんは。

衆議院議員 うえにし小百合です。


集団的自衛権の行使容認等を盛り込んだ

安全保障関連法案は与党等の賛成多数で、

(18日深夜・19日未明)に可決成立しました。


参院本会議での法案審議に先立ち、

衆院に安倍内閣への不信任決議案が提出されたため、

時間は1630から本会議が開かれました。


本会議では、信任案を提出した野党の代表者が、

安倍内閣不信任の理由について、

安全保障関連法案だけでなく、雇用をはじめ金融、

経済政策の誤り、年金情報の流出等について

具体的な失政事例を挙げ、説明しました。


安全保障関連法案は716日に衆院で採決されましたが、

“賛成することはできない”と判断しました。


一つめの理由は、強行採決に見られる

「自公の強引な政治手法に抗議する」ためです。


二つめの理由は、安倍首相自らお認めの通り、

「国民の皆さまのご理解が進んでいないのも事実」で

各世論調査でも国民の8割近くが反対し、

今国会での成立は望んでいないという点です。


三つめの理由は、64日の衆院憲法審査会の

参考人質疑において、与党推薦の憲法学者を含め

全員が「法案は違憲=憲法違反である」という

見解を述べたことを重く受け止めたことです。


四つ目の理由は、自民党議員が行った勉強会に

おいて批判的な報道機関に圧力をかけるべきだ等

の戦前の言論統制に通じる動き、言論の自由を

揺るがしかねない状況が生まれことに加え、

戦前における指導者の政策判断の過ちや

憲法との整合性を問われた安倍首相が

時折薄ら笑いを浮かべながら答弁している姿を見て、

私自身戦慄を覚えたことであります。