松阪市の教育行政に小さな小さな風穴が明きました | うえまつーしん電子版(植松泰之のブログ)

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市議会議員として日頃思うこと感じることをお伝えします。

 先日ご報告しました通り、松阪市議会で教科書採択問題に関する請願が採択されました。

 

 これまでの松阪市の教科書の採択においては、あまりにも偏った思想の下、学習指導要領の趣旨に則っているわけでもなく、むしろ好き勝手な選定基準を設けて、教師にとって都合の良い教科書(子供たちにとっては極めて不幸な教科書)が採択されてきました。


 来年(平成24年度)から使用する中学校の教科書をこの夏までに決めるというものですが、今回提出し、賛成多数で採択された請願の内容はといえば、簡単に言えば「もっと、まともな審議をして、まともな教科書を採択して!」という内容のものです。


 平成18年に教育基本法が改正され、それに伴い、順次関連法規が改正され、最後に学習指導要領も改訂されました。


 さらに、新たに教科書を採択するにあたっては、これら改正法規の趣旨に則って、十分な審議を行った上で選定しなさい、という通知も文科省から各教育委員会に出されてもいるのです。


 これは、それまでの教科書採択において反省すべき点があったという事実に基づき出されたものなのです。


 そのことを松阪市の教育委員会は真摯に受け止め、採択にあたるべきなのです。


 そして、議会でも、そのようにすべし!として請願を採択しました。


 これは当然、多くの松阪市民の方々の意見であり、望みでもあるのです。


 既に進みつつあるであろう採択協議会には心から期待をしたいです。

 

 是非、良識ある判断をしていただきたいと思います。