☆★ 桐ヶ谷工房 ★☆-Digi Fi_Olasonic


発売日より結構前にHMVでネット発注したのはよいけど、入手できるのが遅かった。

安く手に入ったから遅いのは我慢。

やっと手に入りました。


第一インプレッションとして、STEREO誌のLXU-OT2との比較。

とにかく霞掛かった曇った解像感のない音。

更に低音がLXU-OT2が「ボーン」に対して、「ボヨよーん」と言った感じ。


スイッチによる音量を変えてもホワイト・ノイズが常時発生。

LXU-OT2の最大の欠点であるピーちゃんノイズ級の目障りさ。


自慢の20dB改善なんちゃらは一体?


また別の問題として、音量を上げると、なんか詰まった音かと思ったら波形がクリップ。

幾らピーちゃんノイズで汚点を作ったとは言え、波形がクリップすることはないLXU-OT2。


原因:ヘッドフォンアンプのゲインが電源電圧を無視した高めの設定。


対処:ヘッドフォンアンプのR51/R52 4.7K→10K、R53/54 10K→4.7Kに変更。


幾ら、様々なヘッドフォンに対応する為とは言え、電源電圧を無視したゲイン設定をするとは素人設計並。

ゲインが下がったので波形が0dB時8.1Vp-p。これなら電源が+12Vでも問題なし。

しかし、それでもヘッドフォンを接続すると波形がクリップします。



今回、ウリのオペアンプNJM8080のドライブ不足は明白。

LXU-OT2の時を思い出します。


http://ameblo.jp/uchiday0714/entry-11482746250.html


対処方とすれば、CDプレイヤ等、ヘッドフォンアンプ回路としてオーディオ・メーカー定番のオペアンプNJM4556に交換すれば良いです。

しかし、表面実装で後で交換するのも面倒なので、今回奮発。

MUSES8920のフラット・パッケージ版に交換。

秋葉原の秋月電子で¥480(税込み)で買えます。


これでかなりの改善だけど、いまひとつなのは否定できない。

正負電源による電解コンデンサの削減、及び、PCM2704のセルフパワー・モードは避けられないのかも。

ついでにアナログVRも・・。



尚、今回比較したLXU-OT2はオリジナルではない+-15V正負電源化、ヘッドフォン信号系統のシンプル化をはかった改造版なのは御了承願いたい。


しかし、理屈を沢山並べて「とっことん音にこだわった」と言う割には、素人改造のLXU-OT2に完敗する結果に終わっているのが何とも。