怪しいコリラックマ・レリーフ缶の正体は如何(いか)に?
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背面のコネクタ類にヒントが隠されています。賢明な方ならすぐにお解りになられるかと思います。
そう、USB入力端子があります。この怪しいコリラックマ・レリーフ缶の正体は、USBコリラックマ・アンプです。
USBコネクタの隣の銀色のスイッチは主電源。
DCコネクタは汎用性を考え、EIAJ統一型に交換。付属のACアダプタもEIAJ統一型に交換しました。
アナログのライン音声入力もあります。
内部写真
USB DAC基板はVICS社「TI/バーブラウンPCM2704使用USBオーディオキット」を内蔵しています。
http://www.vics.co.jp/product/kit/USB-Audio.html
↑↑写真の二段重ねの上の基板がそれです。
ピンクのつまみの横の赤いスイッチはUSB/ラインの入力切り替え。
尚、アンプ基板は無改修と宣言しましたが、このUSB DAC基板は遠慮なく改修しました。
VICSの基板の採用理由は、第一として秋月のUSB DACを購入した為、余っていたから。もう一つの理由として、出力にオペアンプによるバッファがある為。
秋月のはPCM2704のアナログ出力がそのままで、最大レベルが0.55VrmsしかないのでLUXアンプには不足。
VICSはバッファアンプで出力を増幅。とは言え標準では1.4倍しか大きくならないので、オペアンプの外付け抵抗の定数変更が必要です。
抵抗R12とR15は標準で10K、R13とR16は4.7K。これをR12とR15を4.7K、R13とR16は10Kにテレコ(逆)付けすれば抵抗を購入することなく3倍出力の1.7Vrmsとなります。手持ちのデノン製CDプレイヤが2Vrmsなので違和感がなくなります。
但し、この改修する場合、電源が5Vでは不足し出力波形がクリップします。実測値で4.6Vp-p(1.6Vrms)(信号1KHz/0dB)出力されているので明らかに電圧不足。
オペアンプはLUXアンプの12Vから頂戴しました。
先のブログ(その1)の変な電線の正体は、この基板への接続用、及び背面の主電源スイッチ追加の配線材。
オペアンプも手持ちのJRC製NJM2114Dに交換、電源コンデンサはデカップリング用に三洋OSコンデンサ、音声ラインのカップリング用にはエルナー社のセラファインに交換。
パソコン直結によるゴキゲンなUSBコリラックマ・アンプの完成です。
アナログのライン音声入力もあるので、iPodも接続可能。
参考までに、写真のスピーカーはSTREO誌2011年7月号付録のフォステクス製スピーカー・ユニットP800をダイトーボイス製エンクロージャ(箱)SV-761に強引に入れてみた物です。