見せたい心理 | Live in the flow.

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IT業界とライターの二足のわらじで働くシングルおかん。

アフリカ×日本Mixの3人の息子の子育てをほぼ終えて、3種6羽の可愛いインコたちとのんびり暮らしています。

(一応)女の私からすると、「見たい」気持ちは理解できても、「見せたい」という気持ちはよく分からない。

たとえば、中学生男子が女子のお風呂シーンを覗きたい気持ちはわかる。おっさんが若い子のパンチラに萌える気持ちも、まぁ、なんとなくは理解できる。
けれども、「おっちゃんがヘビ見せたろか」みたいな事をする男性の心理は、どうもよく分からないのである。

生物が自分の姿を異性に誇示しようとする時、ほとんどの場合、その背景には生殖本能が隠れているのではないかと思う。
クジャクが羽を広げるのもカナリヤが美しい声で鳴くのも、メスを惹きつけるためである。人間の場合はもうちょっと複雑なのかもしれないが、適齢期の女性が着飾るのも、男性がシークレットシューズで背を高く見せたがるのも、よりよく生殖の相手を捕まえるための一種の戦略だと考えて良いはずだ。

しかるに「ヘビ見せたろか」はどうか。
自慢の逸物を誇示することでメスを釣ろうとしている、という仮定をとりあえず立てる事は出来るが、現実的な問題として、そのような行為はほとんどのケースにおいて「キャー、変態!あっちいって」という結果を招くはずである。戦略としては失敗していると言わざるをえないだろう。
見られる事に快感を感じるからではないか、という仮説を立ててくれた友人もいたが、ならばその快感の本質的な目的は何なのだろうか、という新たな疑問が湧いてくる。


というような話を野球の練習帰りに中2の次男としていたら、
「それはアレじゃない、キャーッと言って逃げないような女をあえて探してるとか」
「・・・どういうこと?」
「見せられて逃げない女だったら、ゲットできる率が高いじゃん」

なるほど。
露骨にそれを見せることにより獲得しやすい相手を選び出す、一種のフィルタリング行為ということか。
その発想はなかったな・・・多分違うと思うけど。


次男は私と思考の向きが180度違うので、話をするたび、こんな具合に新たな発見があって面白い。