「誰かが誰かを愛してる2」



あの道をまた歩いた。


今度は、昼。



神社の階段


歩道橋


街灯の影に咲く花は、一つではなかったりする。




気付かなかった新しい発見。


まだ昼間だから。明るいから。


バスケットボールが🏀溶けたりする🏀青空だから。


明るいから余計に闇が目立ったりする昼でもあるけれど。




また観に行っちゃった。


劇団俳協公演、「誰かが誰かを愛してる」


前回は、初日


今回は、千穐楽でした。


約二年の公演延期を乗り越えての千穐楽。


なので、今日は今日で浮かされた時間。


劇場の時間。


好きな時間。


劇場の時間は、全て浮かされた時間でもある。


開演のブザー。


ゆっくりと暗転。


舞台の世界に溶けていく。




「誰かが誰かを愛してる2」


生の観劇の良いところは、自分が観たいところを観られるところ。


カメラワークは自分。


ついつい喋っている人に目が行く。


でも二回目となると、


微笑んでたり

見つめてたり

震えてたり

拳握ってたり

涙堪えてたり

背中で語ってたり


グッとくる。




看板もじっくり観たりして。


腑に落ちたり。

遊び心にニヤリとしたり。


そして一駅歩きました。


やっぱり今日もハリネズミです。


頭と心がグルグルです。


観客が、プライベートで、その時、何を、抱えているか。


昼と夜

明と暗

光と闇


じっくりコトコト溶かしながら、ゆっくり人間に戻ろうと思います。


ハリネズミから自分に。


「誰かが誰かを愛してる」を、観る前とは違う自分に。



「誰かが誰かを愛してる」スタッフ&キャストの皆様。


ありがとうございました。


公演お疲れ様でした。



今はただひたすらに、うなぎ大福が食べたいな。




次回公演、「となりの田中さん」

今から楽しみ。



内田夕夜