一週間が経ちました。
公演翌日から一週間後までって、なんとも不思議な期間です。昨日までの2か月があっという間に消え去ったような、でも記憶にはしっかりあって。
荻窪小劇場に足を運んで下さった皆さま、ありがとうございました。
本当にありがとうございました。
今回の上演雑感は、運営から作品作りまでの、全ての部分が切り離せない感じです。一緒に考えるしかない。
ひとことで言えば、わたし(斉藤)の体たらくです。
兎団では出演希望の方の面接で「できる範囲で出演以外の部分も手伝って下さい」とお願いしているものの、今回は頼りに頼り切った挙句、本番直前に喉を壊しました。毎度毎度の疲労たまりすぎです。かなり気をつけていたのですが、直前で結局やるという…直接原因は、休養日にあてていた日にうまく寝つけず、疲労を翌日に持ち越したことですが、そんなんありえない話じゃないっていうか。
いや、毎度毎度なのです。本公演だと2回に1回は喉が不十分な状態で舞台に立っている。そこが大問題なのです。わかっているならなぜ毎回やるのか?そこに「小劇場のチケット高騰化に抗う」というポリシーが絡んでくる、だから運営も切り離して考えられない。
お客さまとは本当にありがたい存在で
どんな理由だろうと客席に座って下さった方には全身全霊で尽くしたく
普段小劇場を見ない人に(兎団の価格設定ですら)「けっこういいお値段なんですね」と言われたことが忘れられず
だけど、そこで自分の仕事量を増やしすぎて本番のパフォーマンスが落ちるのでは話にならない
という兎団の脆弱性が、あらわになった公演でした。
11年目の新たな一歩は、そこから改革しなさいと突き付けられました。
・・・お客様が目にされるところに書く話か迷ったのですが。
所信表明と受け取っていただければ。
さて、もうちょっと明るいところに目を向けて。
役者さんのことを(自分も絡めつつ)少し書いてみましょうか。
柚仁子=升野さん=升野紗綾香
超助けられました。升野さんが出ていると、演出斉藤もジョセフ斉藤も安心できました。場面を引っ張って行ってくれてたのは間違いなく柚仁子でした。でね、ジョセフはね、目の前で表情見られるんですよ!超役得!ぎゅってしてもらえるし!マジ魅力的でした。
ユニス=あずきーにゃ=あずき菜月
相手役が彼女で本当にやりやすかったです。愛情いっぱいで接してくれるので、それを受け取ればいいだけでした。セリフの入りも早く、なのにあまり稽古時間作ってあげられなくて申し訳ない。演出の相手役っていうのは…上の稽古写真に斉藤が写っていないのは、わたしが見るに専念した通し稽古の写真だからです。っていう割を喰うのよね…なのにありがとう。小道具もいっぱい作ってくれました。
ケヴィン=ばしやん=柳橋龍
今回は本当に頼り切りました。思考回路がわたしに近い人なので、自分がポンコツになった時に何もかも託しました。役者なのにスタッフワークを山ほどやってもらったのに、演技が過去最高ぐらいによかった。たいしたもんです。今回はかなり「ケヴィンかっこいい」って言われてたしね。
・・・おまけ
ジョセフ=さいとう=斉藤可南子
よし、補完終了。
続きは次の記事で
斉藤可南子