今回名取市、閖上地区に伺って、
人々の明るさ、親しみやすさが本当に心に残りました。
元々は港に面する漁業の町、
力強くも人懐っこい海の男と、
賑やかで頼もしく海を守る女、
そんな土地柄だからでしょうか。
人々の人懐っこさと言ったら、
誰とでもすぐ仲良くなるブラジル人もびっくり。
特に最後に伺った
桜仮設住宅の皆様
歌と踊りが大好きな皆様で、
こちらが楽しくなってしまいました!
桜夏祭りのパレードスタート!
盛り上げてくれた仮設のオジサマ
ノリノリのオバサマ
バリバリ歌ってくれた皆様
後側で一番大きな声で歌ってくれていた方と、ステージ後お話しして
伺った話を最後にまとめます。。
人を助けるのも大事だ。
でもまず自分が助かることだ。
そして自分の行く道を信じるんだ。
皆が逃げるから、
と同じ方向に逃げた人は
渋滞になり津波に巻き込まれた。
高台に行けば大丈夫と思っても
地滑りもある。
私はこの道は大丈夫だと調べていた道を進んで助かった。
そのために自分の住んでいる町を
日頃から良く知っておく、
見ておくことが大切なのだ、と。
そして、最後に
「皆忘れるんだよね、津波が来たことも。何十年も経つと。
こうやってサングラスかけた
おじさんと話したことだって
30年もすれば忘れるでしょ?」
と。
言葉が出ませんでした。
でも、
忘却が無ければ人間は行きて行けないのです。
人間は忘れるものだ、
そのことを知っておく必要があるのかもしれません。