いなくてよかった、と思う瞬間(兄の闘病と亡き父のこと) | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

私には2つ年上の病気がちな兄がいます。


昨夜、実家の母から電話がありました。



母がいうには、


兄の主治医から直々に、来週、


家族にお話ししたいことがあると電話があったのだとか。



呼び出しは、ちょうどお盆休み中ですし、


母に同行することにしました。



こういうときに、ふとよぎるのは亡き父のこと。


今、父が生きてなくてよかったな、と、


思ってしまうのです。



生前は、自分のこと以上に、


兄のことを、とても心配していましたから。



そういえば、昨年の震災の時にも同様に感じました。



人生、生きている間に、辛いこと、悲しいことは、



できるだけ少ないほうがいいですからね。




9時間にもおよぶ兄の手術に立ち会った時、


そして、その手術が失敗に終わり、


入院の長期化や、再手術が決定した時。



父自身が、すでに進行がんで、厳しい状況に


あったのですが、その父の落胆ぶりは、


痛々しいほどのものでした。



父は癌で苦しむ姿を、5年間の闘病中、


家族に見せることはありませんでしたから、


その姿は、余計に辛いものがありました。



兄を幼いころからずっとフォローし続けてきた父。


父の代わりにはなりませんが、


父の闘病生活の時同様に、


わたしに出来ることをしてゆきたいと思います。流れ星