私には2つ年上の病気がちな兄がいます。
昨夜、実家の母から電話がありました。
母がいうには、
兄の主治医から直々に、来週、
家族にお話ししたいことがあると電話があったのだとか。
呼び出しは、ちょうどお盆休み中ですし、
母に同行することにしました。
こういうときに、ふとよぎるのは亡き父のこと。
今、父が生きてなくてよかったな、と、
思ってしまうのです。
生前は、自分のこと以上に、
兄のことを、とても心配していましたから。
そういえば、昨年の震災の時にも同様に感じました。
人生、生きている間に、辛いこと、悲しいことは、
できるだけ少ないほうがいいですからね。
9時間にもおよぶ兄の手術に立ち会った時、
そして、その手術が失敗に終わり、
入院の長期化や、再手術が決定した時。
父自身が、すでに進行がんで、厳しい状況に
あったのですが、その父の落胆ぶりは、
痛々しいほどのものでした。
父は癌で苦しむ姿を、5年間の闘病中、
家族に見せることはありませんでしたから、
その姿は、余計に辛いものがありました。
兄を幼いころからずっとフォローし続けてきた父。
父の代わりにはなりませんが、
父の闘病生活の時同様に、
わたしに出来ることをしてゆきたいと思います。