げんじょう… | クラスタ民主主義システム研究室

クラスタ民主主義システム研究室

☆学習とディベート☆ ☆ネットワークデモクラシーを夢みて☆ 
☆教育ディベートを推進しよう☆ ☆「complex system」で思考してみよう☆「ネットワークデモクラシー(Demoex)研究室」からタイトル改題しました。 

自粛の効果が出て感染者数が減少傾向になってきた。減少してきたことは良いことだが、問題はいつまで自粛を続けなければならないか?だろう。

 

(NHKのサイトから転載)

 

感染者は減りつつあるが、死亡者が増え続け重症者も増え続けている。

 

いまも検査が抑制されたままなので、統計上で感染者が減少しても、それが休日の影響なのか?、検査漏れが増えただけなのか?、判別できないから、今後の動向を見極めるためには、重症者の動向を注視していた方がいい。

 

死亡者が増え続けていても重症者が減り始めれば「死亡者増加+回復者>重症者増加」となり、医療体制への負担が減少し始めたことを意味するから、自粛を解除する目安になる。

 

重症者の動向は今のところ次のとおりだ。

 

 

まだ減少してはいない。

 

ここで問題となるのは、今のままの方針で感染を収束することができるかどうか…

 

中国は武漢を完全封鎖して約30日で収束したし、韓国は検査の徹底と追跡アプリで約20日で収束したが、いま日本は既に感染爆発開始から40日が経過しているが、未だに収束に至っていない。

 

はたして、都市封鎖あるいは検査徹底なしに、収束することができるのだろうか?

 

感染を収束するためには徹底的に検査し感染者を見つけ出して隔離する必要があるが、いまの日本では検査抑制で感染者の取りこぼしが多く、発症から検査まで長い期間を要していてその期間中の感染リスクが高いし、自宅療養を許しているため自宅で家族への感染リスクが残っていて、感染者を減らすパワーが弱い…。

 

おそらく、自粛を長く続けるか、封鎖を強化するか、検査を増強するか、ICTを使ったクラスター追跡を始めるか、治療薬の投入を早めるか、何らかの方策を新たに始めるしかないのではないだろうか。

 

これまで日本ではマスク着用の効能なのか感染者の増加が極めて緩やかだが、感染者の増加が緩やかだとウイルスの流行が長期化する可能性があるので、中国のように封鎖で根絶するか、韓国のように検査と隔離で根絶するかしなければ、中途半端にウイルスの流行がダラダラと続いて、なかなか自粛を解除することができないかもしれない。

 

さあて、中国や韓国のように経済を再開することができるだろうか?

 

それとも北海道のように流行の反復を繰り返してしまうのだろうか?