無意識下で処理される「感情のお告げ効果」 | クラスタ民主主義システム研究室

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「感情」は時として「理性」よりも的確な結果を導き出す(米研究)

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52072321.html


実は、知性や理性に優る直感や感情…


電子ネットワークでシステム化できれば、政治的あるいは民主主義的な判断に応用できるはずです。


そこで、一部引用して記憶に残しておきましょう。


以下に抜粋します。(正確を期すためには、本文をお読み下さい。

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理性は感情をコントロールするもの。人は愚かな行動に至った時、それは短視眼的な「感情」のせいだと考える。


ところが実は、「自分の感情を信じる人」のほうが時として優れた成績を示すという研究結果がある。人間の理性の処理能力には限界があるが、無意識は大量の情報を同時に処理する能力を持つ。その無意識にアクセスできるのは感情であるからだ。


「感情的なシステム」や無意識のほうが「意識的な脳」よりも優れている場合があるという研究が行われている。


自分の感情を信じる傾向の強い被験者のほうが、結果を正確に予測する


この現象をわかりやすく「感情によるお告げ効果」(emotional oracle effect)と名付けた。


近年、人間の「無意識」は大量の情報を同時に処理する能力を持ち、膨大なデータセットでも滞りなく分析できることが明らかになってきている。これに対し、人間の「理性」には非常に厳密な限界があり、一度に処理できるデータは常時わずか4ビット程度だという。


大量に情報を処理できる「無意識」にアクセスできるのは「感情」だ。あらゆる感情はデータの要約、つまりわれわれが意識の上ではアクセスできないすべての情報処理を手早くまとめたようなものだ。


ただし、細切れの感情にただ依存すればいいというわけではない。被験者たちは提示されたデータをすべて吸収する必要があった。

無意識にはどうやったらアクセスできるのだろうか。そもそも無意識とは、その定義から来るように、「意識の外で」行われていることなのだ。


われわれの感情は愚かでも万能でもない。感情のお告げは不完全だ。しかし、それでも強い感情というものは、「たとえ何もわからないと思っているときでも、実は脳は何かを知っている」ということの知らせなのだ。
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どうやったら、無意識の下に存在するシステムを活用できるのか…


そのためには、判断に必要なデータ全てにアクセスしてから、無意識を使う必要があります。


つまり、意図的に偏ったデータを他者から与えられるような環境では駄目なのです。


扇動者によるデータだけ、施政者によるデータだけ、いずれも脳の判断を曇らせます。



クラスタ民主主義システム研究室-玉


人々が脳を使った「お告げ効果」を発揮して的確な判断を下すためには、判断を下す領域の膨大な情報にアクセスできる環境を整える必要があるわけです。


ウサギ












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