先日、Mindomoでマインドマップを描いてみました。その図は、先日ご紹介した通り、下記の図です。
カラフルで何となく印象に残りますね…
この図を見て思い出した図柄があります。
それは、チベットのお守りのナムカ(NAMKHA )です。
まあ、似てるといえば似てますよね(笑)
このお守りは、インディアンのお守りであるドリームキャッチャーと似ていると言われています。
チベット密教では、地・水・火・風・空という5大元素で宇宙が成り立っていると考えているそうです。そして、この5大元素を5色で表している…。現代で使っている素粒子論と大差ありませんね。
人間は、昔から自分達には理解できない事象を元素として理解しようとしたのでしょう。最近話題のヒッグス粒子という考え方も従来の踏襲と言えると思います。
どうして、人間は、こうした図形や色を使って思考したり表現したりしようとするんでしょう?
本能的なものか…、歴史的な踏襲なのか…、興味深い問題です。
ただ言えることは、こうした元素と色で宇宙原理を理解しようとしている人間の相似性です。
きっと、脳の能力を最大限に引き出す手法で、考えやすいのでしょう。
本来、人間は色が好きです。
古代ギリシャ人も大理石の彫刻にカラフルな装飾を施していたそうです。しかし、愚かな後世のイギリス人は、白いウェディングドレスが流行したことを切っ掛けとして純白を好むようになり、ヨーロッパ人の源流と考えられていた古代ギリシャ人の彫刻に残っていた色彩を削り落とした…。
歴史を振り返っても、全部本当とは言えませんね。本物と偽物を見分けながら考察できる力が必要となります。
チベット密教では、埋蔵経(テルマ)を探し出して受け取る聖者をテルトンと呼ぶそうです。
このテルトンの中には夢で埋蔵経を受け取る人がいるそうで、インディアンのドリームキャッチャーと似ている発想だと思います。実際に、夢を見ると思考が整理されて新しいヒラメキがあることが知られるようになってきています。
埋蔵経(テルマ)は、その時代に存在するには早すぎるとされて、必要とされる時に発見されるのだそうです。
ある意味では、人類全体で、宗教や科学を通して、誰しもがこうした埋蔵経を探求し続けているのかもしれませんね。
人間は、新しいものを探し求めます。。。
誰しも旅に出たくなりますし、新しいものや未知のものが好きです。
何処か別の場所に行きたい衝動に駆られて旅に出て、我が家に帰ってくると…
「やっぱり、うちが一番」と安心する(^o^;)
なぜ、人間は、一方ではフロンティア精神を持ってフラフラ出歩くのに、他方では一定の場所に安住したいのか…
こうした動機は、誰が創ったんでしょうね。
そんなところにも、宇宙原理(ブラフマン)が存在していると思ったりします。