軍師官兵衛:第49回 如水最後の勝負 第1幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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>慶長5年9月、日本を二分する大戦が始まろうとしていた。
>三成は家康に備えつつ、如水の動きを封じる為、
>大友吉統(よしむね)を九州に送り込んだ。(ナレーション)


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備前・中津城では、太兵衛九郎右衛門が新兵の訓練を行っている。
その兵達の頼もしい姿を、確かめる様に見つめる官兵衛

>運命の時が、刻一刻と迫っていた。(ナレーション)

■オープニング演出:本木一博

初回、見た時、落語家の春風亭昇太さんが出演してる事に
  全く気付かなかった、おいら。
  二度目の際、ああ、毛屋主水かぁ~と。w
  兜で顔が全然見えなかったので、気付きませんでしたわ。

中津にて又兵衛からの知らせを受ける九州黒田軍。
『秀頼出陣』という三成の奥の手を見抜いている官兵衛



味方の士気を第一に考える三成だったが、淀君は大反対。
結局、三成の案は却下され、苦境に立たされる三成。

対人スキルが欠落している三成くん。少々、キツイ言い方ですが、
  たかが女一人、思うままに動かせないんですから、
  十万の大軍に連なる大将達の心を自在に操れるはずないんですよね。

◆◆◆調略合戦◆◆◆
美濃赤坂・東軍の陣中、長政を訪ねる小早川家の家老の平岡頼勝
北政所の仲介によって内応の話を進める長政

行きがかり上、たまたま京に居合わせ、東軍の伏見城を攻めたが、
きたる大戦では徳川に味方する事を確約する頼勝。
すでに小早川家の内意は家康に伝達済み、
京の近くに二カ国の所領を約束すると告げる長政。



秀吉の位牌にむかって祈りつつ、秀秋の身を案じる北政所
秀秋と長政を取り持った事が吉と出るか、それとも・・・。

その数日後、近江・高宮の小早川陣中、秀秋を訪ねる石田三成
秀頼が成人するまでの「関白の位」と、
今までの領国・筑前に加え、「播磨一国」を与え、
同時に、家老の平岡頼勝には近江に十万石、黄金三百枚を提示する三成。



西軍の本拠地・大垣城に戻った三成を迎える小西、宇喜多、大谷吉綱
小早川の調略成功を報告する三成だったが、
大谷吉綱は、三成の「己の知略を頼み過ぎる」性格を戒める。



備前・中津城。九州中の大名の心を揺さぶる書状を書き終えた官兵衛。
これらの書状を活かす為にも、黒田の強さを見せつける必要がある。

>今は従わぬ者もいずれは我軍門に下る。
>さすれば味方は更に増え、ますます勢いが増す。(善助)




>たちまち二万、三万と膨れ上がりましょう。
>兵が兵を呼ぶという軍略。(九郎右衛門)


各地に散らばる兵士に書状を渡した官兵衛は、そのまま庭に出ると、
待ち構えていた兵達を前に、大友吉統の朝鮮での戦いぶりをあざ笑い、
経験の浅い彼らを巧みに鼓舞する。

口先三寸で兵を鼓舞する如水。この醜いハゲオヤジに、
  何故、付いていこうと思うのか?不思議にも思えますが、
  この戦いは、彼の人生の集大成ともいえるもの。
  これが若い頃の官兵衛なら無理な話しだったでしょうね。

大坂の陣で活躍する真田幸村の父・昌幸が臨終の際、
  自分より知謀も軍才もある幸村の才能を認めつつ、
  世に「徳川を苦しめた真田」と広く知られていたとしても、
  お前は、ただ単に「真田の息子」というだけで、何の実績も無い。
  たとえ大坂に味方しても、その軍略を活かす機会が与えられないだろう。
  ~と預言する逸話を思い出しました。
  如水の場合は、これの逆ですね。

▼軍師官兵衛:第49回 如水最後の勝負 第2幕