軍師官兵衛:第33回 傷だらけの魂 第1幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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関白秀吉
朝廷より関白の位と豊臣の姓を受ける秀吉
官兵衛の父・職隆の墓参りをする官兵衛光、長政



仕事の為、大坂へ向かう官兵衛。
留守を任された長政。

■オープニング演出:大原 拓

大坂城
関白となった秀吉は、子飼いの武将達に官位を与え、
側近として用いていた。
天下惣無事令の意味を説く秀吉。

※惣無事令
豊臣政権の支配原理ともいえるもので、
大名間の領土紛争は、天皇の命によって、
この秀吉様が取り仕切るから、お前ら、喧嘩すんじゃね~ぞ!
~という私戦禁止令のことです。



東では徳川と北条が手を結び、
九州では薩摩の島津が大友を攻め滅ぼす勢いを持つ。
これらが、秀吉の意に従わない大名達だった。

天満・黒田屋敷
九州征伐では先鋒を申しつけられるのはいいが、
またただ働きになりはすまいかと不満そうな太兵衛
(いや、そんな事より、おぬし、いつ結婚してたん?)

確かに、蜂須賀は阿波、小早川は伊予、
安国寺までが所領を与えられ大名になっていたが、
四国平定を先導した黒田には何の恩賞も無かった。



昨年、四万石の大名になったばかりだから、
殿、自ら辞退したのだと説明する善助

そればかりではない。黒田を快く思わぬ者が、
殿下のお側にいるのでは?と太兵衛を煽る九郎右衛門

※琵琶を持つ九郎右衛門
九郎右衛門の趣味(?)が、から琵琶に変わってましたね。w
今、思いだしても、あの笛は下手だった・・・。
ただ、笛は、ブレスして吹き込む楽器なので、
ダイレクトに生命感や躍動感を感じさせるんですが、

それに比べて琵琶は撥弦楽器(はつげん・がっき)なので、
音の余韻が短く、九郎右衛門の儚い心情とあいまって、
このシーンの雰囲気を盛り上げており、
小道具の使い方ウマイね!っと、ニヤニヤしちゃいました。(*^ー^)ノ

三成と秀吉
徳川家との交渉役をつとめる石田三成
家康から上洛に関する返事を待つ秀吉だったが、
のらりくらりと時間稼ぎをされている様子。



しかし秀吉は家康とは戦わぬと心に決めたようだ。
戦わずして従わせる策を考えよと命じる秀吉。



政は三成、戦は官兵衛と認めている秀吉。
特に、官兵衛の先を読む力は不気味な位だ・・と評する秀吉。
それだけに三成は、官兵衛を「油断ならぬ者」と口にする。

※相乗効果
つい口にしてしまった、他者の悪口。
そこに同調者が同席していると、いつの間にやら、
噂に火がついて大火事になることも。
現代の井戸端会議など、よくある話しですね。

おねと秀吉
秀吉のもとに、三成と入れ代わりに、おねがやって来る。
三成ばかり可愛がると、福島正則加藤清正らの
ネタミがつのるばかりと諭すが、本題は茶々のこと。



おねには、秀吉の執心ぶりが理解できない様子。
他の側室のネタミも考えるべき。



しかし秀吉の方は、手に入らないモノを手にしたい欲、
逃げる者ほど追いたくなる喜びに取りつかれている様子。

※秀吉
無い物ねだりするエロ爺の戯言と笑うことなかれ。
『恋』ってね、年齢に関係なく人を狂わせるものなのよ。w



おねは、側室は跡継ぎを作るのが目的。
一人の女に固執するべきではないと説くが・・・。

※おね
自分に子供が出来ない事が、最大の問題と嘆く、おね
それを言うな・・と、彼女の手を握りしめる秀吉。
そして口から出た言葉が「茶々・・」って、(笑)

お鮮(宇喜多直家の妻)の時は寝言だったけど、
今回は、寝ぼけてるわけじゃないからね~、
そりゃ、おねさんじゃなくても、怒るわな。ヘ(゚∀゚*)ノ

それだけ気もそぞろ、茶々に御執心って事なんでしょうが、
相変わらず、竹中さんのアドリブには笑わされますね。

※御伽衆・道薫
そんな訳で、今回の喜劇パートもここまで。
有岡落城から姿を消した城主・荒木村重は、
秀吉の御伽衆として、突然、姿をあらわしますが、

その在職時期があまりにも短く、
この期間、何をして過ごしていたのか?
史実の資料も少なく、詳細が不明となっていることから、

逆に、そこが脚色・演出の腕の見せ所になるだろうと、
前々から、この村重の後半生に期待していました。
さてさて、どうなることやら・・・。

▼軍師官兵衛:第33回 傷だらけの魂 第2幕