ねえねえ、おにいさ~ん
僕たち、また担ぎ出されてるけど・・・今度は何かな~?
新企画だそうだ――――!!
何でも・・・
映画に関係したエラい人を紹介するそうだ――!!
だから
何か聞け―――!!!
そんな~!いきなりいわれても・・・
う~~~~ん・・・
そうだな~、
じゃあ、人形アニメーションを初めて作った人は誰?
人形アニメ・・・
ストップモーションの事だな。
うん・・・それでいいです・・・。
ウィリス・オブライエンと言う男が、
手書きアニメーションの原理を実写に応用したのが最初だ。
1917年に短編映画
「ダイナソー&ミッシングリンク」
を制作したのがきっかけで、映画人の目に留まり・・・1925年に、
「ロスト・ワールド」
で、数十体の恐竜に命を吹き込んだ。
そして、8年後の1933年・・・
「キングコング」
が公開され、彼の名は映画史に残る事になったんだ。
ただし、この功績は彼だけの物ではなく、
素晴らしいアーマチュア(骨組み)を制作した、マルセル・デルガドのお陰でもあるんだ。
その後彼は、「コングの復讐」等のストップ・モーションを担当するが
ヒット作に恵まれなかった。
最後に企画した、「コング VS フランケンシュタイン」は・・・形を大きく変え、海を渡り・・・
「キングコング対ゴジラ」
として完成したが・・・彼はそれを目にする事は無かった・・・。
ふ~ん、そうなんだ~。
オブライエンおじさんのつくったものが、
ハリーハウゼンやジム・ダンフォース、フィル・ティペットに受け継がれていくんだね。
あ!
ひょっとして、
今言った人たちが・・・次回以降に登場するんじゃ・・・
う・・・(汗)