千葉中入試1週間遅く

県教育委員会は県立千葉中学校(千葉市中央区)の来年の入試日程を今年より1週間遅らせ、県内私立校の入試解禁日の後に実施することを決めた。
県内初の県立中学校として「心豊かな次代のリーダー育成」を目指して08年に開校して以来、「受験生の青田買いをやめてほしい」とする私学の要望に、県教委が配慮する形となる。(鶴見知子) 
県内の私立中学22校が加盟する県私立中学高等学校協会によると、県内私立中の一般入試は例年1月20日をスタートと決めている。
ところが、千葉中の入試は試験会場となる高校の校舎や入試の都合で解禁日より前に設定されてきた。
協会では「私学は公立に比べて授業料の面では不利。
もう少し考えていただきたい、と県教委に要望を繰り返してきた」という。 
千葉中の入試は、80人の募集定員に対し09年度は15倍の志願者が集まった。
12月の1次検査で6倍に絞った後、小学校からの報告書を提出させ、1月16日の2次検査では面接と教科を融合させた適性検査で学力をみた上で合否を決めた。
公立中高一貫校の特有の試験形式だが、「読む力」「書く力」「問題を処理する力」など基礎学力は私立中学入試と共通し、併願する子どもも少なくない。 
東京都や神奈川県でも、公立中高一貫校の入試はいずれも私立校の解禁日(2月1日)の後になっている。 
こうした要望も踏まえ、県教委では来年の入試日程を後ろに1週間ずらし、1月23日と決めた。
ちょうど県立高校の入試制度が見直され、来年から期日が遅くなることもあり、日程変更が可能になった。
日程を遅らせることで冬休み期間中に小学校側に負担をかけてきた報告書の締め切りに少し余裕を持たせられる利点もある。
合格発表は31日。
入学手続きの期限など詳細は6月に決定する。 
今年、千葉中に24人の合格者を出した市進学院(本社・市川市)では「千葉中が入学確約書をいつまでに出させるのかにもよるが、2月1日に実施される都内の私立校との併願者がこれまで以上に増える可能性もある。
今までより上位の生徒が千葉中も受験する分、入学者の歩留まりが読みにくくなるかもしれない」と分析する。
千葉中では公表していないが、例年20人弱が合格しても入学手続きを取らず、繰り上げ合格者が出ているという。 
千葉中では「大学受験指導に特化した指導はしていない。千葉中の教育の中身を理解して第1志望とする生徒に来てほしい」と話している。

-朝日新聞社http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001004010003より-


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