8月15日の「玉音放送」の原本をみる! | わたしとコトリとすずと

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日々努力の日常を子ども達とともに綴ります。

昭和20年8月15日。終戦記念日となった日。


私は、毎年巡ってくる8月15日を「終戦記念日ね」くらいの認識でしか感じていませんでした。


この日、天皇の声による「玉音放送」で、戦争の終結が伝えられました。

この時に、天皇が読んでいた原稿の本物がここ“つくば”に保管されていることを知りました。たぶんそのことは、地元の人でも知っている人は少ないことでしょう。


それは、公文書御署名原本(ごしょめいげんぽん) の一つ『終戦の詔書』(しゅうせんのしょうしょ)といい、昭和20年(1945)昭和20(1945)年8月14日の御前会議で、ポツダム宣言の受諾が決定され、同宣言受諾に関する詔書が発布され、鈴木貫太郎首相ほか15名の国務大臣が副署して同日午後11時に発布されたものです。


この詔書により日本は大きく転換し、今の暮らしにつながっているのかと思うとその原本を目の前にし、その前後にあったであろうドラマを思い浮かべるとそこで署名をした人々の息づかいや、それを前にしてそれぞれの胸に去就するものを想像すると、遠い歴史をそこにあった出来事のように感じられ言葉に表せない重みを感じるのでした。


その文書は、ここで見ることができます。

国立公文書館つくば分館


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クリーンセンター向かいに入口があります。

今は、夏休みでつくばちびっこ博士のイベントとして、和とじ体験講座(無料の製本講座)も行っています。


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体験講座30分とありますが、15分もかからなかったと思います。


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出来上がった三つ目綴じの製本と、体験が終わった後にもらえるクリアファイル。中には、蛍光ペンも入っていました。








そして、興味深いのがこちら。
企画展 
つくば今昔物語


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筑波山の古絵図や名所図会、「筑波研究学園都市建設法」、筑波鉄道などに関する古書・古文書等を展示


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つくばに住んでいても初めて目にする、聞くことばかりで懐かしいやら、興味を引くやらです。

〒300-4246つくば市上沢6-6
TEL029-867-1910 FAX029-867-1939
開館時間 毎週月~金曜日9:30~17:00
休館日 土・日・祝日
*8月中の土曜日(8/2,9,16,23,30)は開館


「公文書」とは国が政策を行う際に作成した文書で、歴史の資料となります。
国立公文書館には、明治政府が江戸幕府から引き継いだ日本や中国の古書・古文書、明治政府が集めた国内外の出版物が所蔵されています。また明治以来の歴史的重要価値のある公文書なども所蔵されています。

公文書
御署名原本(ごしょめいげんぽん)
御署名原本は、新・旧憲法、詔書、法律、条約、勅令、政令等の天皇の御名・御璽のある公布原本です
見どころはこの3点。

『大日本国憲法』(だいにほんこくけんぽう)
『日本国憲法』(にほんこくけんぽう)
『終戦の詔書』(しゅうせんのしょうしょ)

今、展示してあるのは、精巧な複製で、本当の原本は、国立公文書館つくば分館 の金庫のような保管庫に厳重に保管してあります。

複製といってもコピーではないので和紙の黄ばみ具合、文字の汚れ、かすれ等々忠実に再現した複製なので、説明がなければ本物と思っても違いありません。




国立公文書館 の本館は東京にあります。

〒102-0091
東京都千代田区北の丸公園3番2号
電話番号:03-3214-0621(代表)
FAX番号:03-3212

ぶん蔵

主な古書・古文書
紅葉山文庫(もみじやまぶんこ)
『徒然草』吉田兼好の随筆集 江戸初期の嵯峨本(さがほん)と呼ばれる華麗な装訂の刊本
http://www.archives.go.jp/owning/popup/old01.html

重要文化財http://www.archives.go.jp/owning/important.html
三箇院家抄(さんかいんげしょう)寺院の所領の田地帳や諸国の荘園目録といった台帳等の記録類です。
経覚私要鈔(きょうがくしようしょう)室町時代の貴重な記録。自筆日記で、別名「安位寺殿御自記」ともいわれています。
寺務と寺領支配、当時の政治や文化について記されている
間宮林蔵北蝦夷等見聞関係記録(まみやりんぞうきたえぞとうけんぶんかんけいきろく)
間宮林蔵が、文化5、6年(1808,9)に行った樺太・東韃地方探査の記録の幕府への呈上本