それから、おいらはことあるたびに
息子に誕生日、何が欲しいのか聞き続けていた。
息子のポケモンへの想いは、揺るぐことはなかった。
ホンモノの愛であ~る!
その愛のカケラをおいらにも少し分けてほしいものだ。
あれっ、ちょっと脱線。
もう、ポケモンが我が家にやってくるのは、間違いないっ。
息子いや、それ以上にパールをプレイできるのを
おいらは楽しみにしていた。
息子の誕生日の週末
妻と娘、そして息子は、ばあばの家へ遊びに行った。
おいらは、その日、あいにくの仕事。
くそ~、ポケモンを買ってもらう瞬間に立ち会えないでは、ないかっ!
だが、それでよかったのかもしれない。
息子と同じぐらい喜んでしまう、きっと。
そうしたら、誰のプレゼントか、分からない。
きっと、ばあばから疑惑の目を
向けられてしまうに違いない。
おいらにも、ささやかながら婿のプライドがあ~る!
ここは、仕事が終わってから
パールの初プレイを楽しみにしようではないかっ。