偽装保守という迷宮 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 マイナーかもしれませんが、青木直人という中国問題に特化したジャーナリストがいます。
表向きは、保守です。ちなみに、あの「WJFプロジェクト」の人もこの青木直人氏に強い影響を受けているようです。某保守系SNSで強い力を握っている人もこの人の影響を強く受けていました。

 この青木直人氏が目の敵にしているのが安倍首相と黒田東彦総裁です。たとえば、彼は2013年3月にこのような記事を書いています。
もういいでしょう。
もはや多くの説明は不要です。黒田アジア開発銀行はこういう総裁の経済統合構想をベースに中国に対して膨大なマネーを供与し続けてきたのです。
黒田東彦と言う迷宮 - 青木直人BLOG

 黒田東彦氏が総裁を務めていたアジア開発銀行が中国への利益供与だ!だから売国奴だ!という主張です。

 しかし、そうではないことが、今回のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の問題で明らかになりましたね。

 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)については、次の記事を読むと分かりやすいです。AIIBの目的がよく分かります。
米国は第二次世界大戦後、圧倒的な経済力を背景に、米国主導の国際的な金融システムを構築しました。アジア太平洋地域でその役割を担っているのがアジア開発銀行です。同行は、米国と日本が最大出資者となっており、実質的な運営は日本に任されています。このため同行の歴代総裁はすべて日本人が就任しています。ちなみに現在の日銀総裁の黒田東彦氏も財務官退任後、アジア開発銀行の総裁を務めた経験があります。

 地域支援金融機関はその地域のインフラ開発などに資金を提供することになりますから、この金融機関の主導権を握っている国は、どの国や地域を優先して開発するのかについて、大きな発言力を持つことになります。つまりお金の部分を握ることによって、外交上の主導権を確保することができるわけです。日本がこれまでアジア地域でリーダーとして振る舞うことができていたのは、米国との同盟関係を密にし、米国主導の金融インフラにしっかりと乗っていたからです。

 中国は日本に代わってアジア太平洋地域におけるリーダーになろうとしていますから、何としても金融分野における主導権をアジア開発銀行から奪いたいと考えています。AIIB創設の目的はそこにあります。
中国が主導する「アジアインフラ投資銀行」の目的は? 日本の外交はさらに困難に | THE PAGE(ザ・ページ)


 私は、黒田東彦氏や安倍首相を執拗に攻撃する青木直人氏こそ、現代版・尾崎秀実の一人だと思っています。

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