昨夜、作曲作業が終わってボケーっとYOUTUBEを見てるとライムスター宇多丸さんのラジオ番組で「NASのILLmatic特集」が目について何となく聞いていた。

 

一般的にNASといえば当然この1994年の歴史的名盤『ILLmatic』なんだけど、僕にとっては2004年の『BRIDGING THE GAP』という1曲が本当に衝撃的で。「後ろからハンマーで思いっきり殴られたような感覚」というのはこういうことなんだろうと。ちょうどILLmaticから10年経った時に発表されてるんですね。。

 

BLUESの楽曲を元ネタにしている時点でサウンド的にすでにヤられているわけですが、Verse 2の冒頭で「オールドスクールもニュースクールも規則なんてないぜ」と言うわけですよ。(英語はある程度聞き取れるんだけど、たぶんそういうことを言っていると解釈しちゃってる)

 

当時、僕は「ジャンルなんて関係ないぜ、グッドミュージックであればなんだってOKだ」と思ってたんだけれども、どこかで「ヒップホップというのはこういうもんだ」「R&Bとはこういうもんだ」とかそういう固定概念みたいなものに縛られてたんだなぁということに気づかせてくれたんだよなぁと。

 

そして今朝通勤途中にiTunesでチェックした話題のFrank Oceanのニューアルバム『Blonde』。今やこういうアーティストが全米1位を獲るわけです。たぶん普通の日本人の感覚だとよく分かんないですよね。なぜこういう楽曲が売れているのか。。アメリカの音楽シーンはダイナミックだなぁと改めて感じたし、新しい音楽の価値観をしっかり受け止められるオープンなマインドでいたいなぁと改めて感じる。

 

そんな夏の終わりの昼休み。