JR水郡線 静駅から徒歩20分です。
アクセス悪くてなかなか来れなかった常陸国二ノ宮!
この日はクルマで来ました(๑´ڡ`๑)
静(しず)神社は延喜式神名帳に記載された名神大社です。
常陸国一宮鹿島神宮との関わりが非常に深く、
静神社の主祭神は摂社高房社として鹿島神宮本宮拝殿前に祀られ、
徳川家康が贈ったとされる旧本殿(現奥宮)には静神社が献上した建材が使用されてます。
やだ‥ なんで手水に一円玉放り込むのよ‥
いつもなら柄杓ですくうんだけど、
すぐうしろに他の参拝者がいたのでそのままにしてしまった‥( p′︵‵。)ごめんなさい
鳥居をくぐったら海抜91mの社殿を目指して石段を登りま~す。
石段もういっちょ!
神門に到着!
あら、可愛い狛犬さん。
主祭神は建葉槌命(たけはづちのみこと)またの名を倭文神(しどりのかみ)。
日本書紀に出てくる神さまです。
葦原中国平定の時に武甕槌神と経津主神にも従わなかった香香背男(かがせを)という神に 、
織物を司る倭文神(しずりがみ)の建葉槌命を差し向けたところ命に服した ∑(๑º口º๑)!!
‥というお話が日本書紀に記されています。
相殿に手力雄命(たじからおのみこと)
高皇産霊命(たかみむすひのみこと)
思兼命(おもいかねのみこと) です。
境内社がいくつかありますが祀られる神さま不明ですー。
こちらも。
本殿右後方に末社への矢印が。
先の見えない山道を下ること数分。
不安で引き返そうと思った頃に末社の手接(てつぎ)足尾神社 あったわー( p′︵‵。)
うちは代々足腰弱いのでしっかりおまいりしておきました!
御由緒書きには「祈願の際に手差しや草履を納める風習が‥」と書かれてますが、
実際には松葉杖・スニーカー・靴下・軍手などがぶら下がり生活感たっぷり。
ちなみに一番人気は靴下でした。
静神社の御朱印です。
常道(ひたみち)とは常陸国になる前の国の名前で、
東北地方は常道の奥だから道奥(みちのく)なのだそうです。
御由緒書きの表に印刷されたハンコは国の重要文化財に指定されている社宝の銅印(実物は縦横5cm高さ6cm)です。
水戸光圀公による御社殿修造の際に檜の根元から発掘されたもので、
黒漆で塗られた桐箱に書かれた字は水戸光圀公のもの。
◆静神社
茨城県那珂市静2
*
(`Д`)倭文神社って奈良県葛城市にあるし、
機織り集団といえば倭文氏、
なんかしら大和の古代氏族が浮かびます。
この神社の近くの畑に〝桂木稲荷神社〟があるのも気になります。
稲荷について宮司さんにお聞きすると、
「南北朝の戦いで焼かれた寺の境内にあった稲荷で当社とは無関係」とおっしゃってました。
桂木の名については「当社を勧請したのは阿波忌部なので関係ない」とのこと。
まるで歴史を自分の目で見てきたように早口で話すお方で大変興味深いお話が聞けました。
うかつに質問すると論破されるので黙ってお話聞きましょう‥(๑ˇεˇ๑)