ゼログラビティシートを自作 | 頑固不器用ワンパターン

ゼログラビティシートを自作

今年の2月でしたが、テレビで新型長距離夜行バスの紹介をしてました。完全個室型でシートもNASAの技術を取り入れた、新開発のゼログラビティーシートを採用しているといいます。何だかとても気になったので突っ込んで調べてみました。

 

夜行バスだからバス会社としては完全フラットになるシートにしたかったらしいけど、お役所が「道路を走るバスなんだから寝るのはダメ。座ってなさい。」と石頭を発揮したようで、有人ロケット発射時のシートの取り付け角まで座面ごと寝かせるというNASAのノウハウを流用することで、身体にかかる負担をできるだけ軽くするという手法にて車検を通したようです。

 

それ以来「どんなすわり心地なのだろうか?」と何度も思い出して気にしてたけど、試すには万円払って夜行バスに乗るしか手は無く、さすがにそれはばからしいとその筋は即座に諦めた。

でもやっぱり何とかしたいと好奇心が高まり、「作ってしまえ!!」と行動を起こしたのであります。

 

 

 

 

 

ジャ~ン♪

ボロくて使わなくなったパソコンチェア(死語だ・・・)の下半分を切り離し、代わりにロッキングチェア状の台座を付けてあげた。いわゆるリクライニングシートと違って座面と背もたれが一緒に後ろに倒れるところが味噌なんです。廃品利用だから座面の角度はバスのオリジナル値とは少し違うのだけど、これで十分に安楽です。膝から下はオットマンに乗せる。ヘッドレストは元の位置では全然低いので(このシートはテレビ専用)高くしてあるけど、なかなか位置が決められずに困っていて、アジャスタブルな仕掛けを改めて用意するかもしれない。

 

バス会社のうたい文句通り、このシートは本当に安楽で、テレビを観ながら気絶したことは数知れず。製品化して売りに出したらどうだ?と思って調べてみると、手がけている方はちゃんと沢山おられました。

 

あとは冬用にシートヒーター入れてみようかな♪