SPEC[丙の回]|戸田恵梨香のドヤ顔について
2010年10月8日 - 金曜日22:00 - 22:54(54分) TBS 演出 堤幸彦 加藤新 今井夏木 金子文紀 脚本 西荻弓絵 プロデューサー 植田博樹 今井夏木 * cast 当麻 紗綾(24) - 戸田恵梨香 瀬文 焚流(36) - 加瀬亮 野々村 光太郎(70) - 竜雷太 津田 助広(42) - 椎名桔平(特別出演) 近藤 昭男(50) - 徳井優 馬場 香(40) - 岡田浩暉 鹿浜 歩(55) - 松澤一之 猪俣 宗次(28) - 載寧龍二 正汽 雅(20) - 有村架純 志村 優作(24) - 伊藤毅 一 十一(ニノマエ - )(年齢不詳) - 神木隆之介 志村 美鈴(19) - 福田沙紀 地居 聖(24) - 城田優 海野 亮太(35) - 安田顕 冷泉 俊明(年齢不詳) - 田中哲司 |
海野(安田顕)は、植物状態の志村(伊藤毅)を治せる医者がいるかもしれないと瀬文(加瀬亮)に話す。その医者は"神の手"と呼ばれる細胞を再生する能力を持っていると言う。そんな中、当麻(戸田恵梨香)と瀬文は公安上層部から地図を渡され、目的不明の張り込みを命じられる。二人の目の前で突然ガソリンを撒き始めたGSのアルバイト(清水優)。間一髪、瀬文が押さえ込んだが、誰かが憑依して事件を起こしたらしい。次に林実という名の巡査(正名僕像)が憑依され、「自分の能力を証明するために日本中の"林実"に憑依する」と宣言した。やがて、48時間以内につかまえられない時には、マスコミに憑依能力を発表するという挑戦状が警視庁に届いた…
毎週、戸田恵梨香のドヤ顔の意味を考えさせられてしまう。
それほど奇妙で、目を離せなくなるというか、覆いたくなるというか、
とにかくどこか非常に危ういたぐいのものなのだが、
戸田自身は実際には元ヤンではない(と思う)。
そもそも元ヤンがあんな顔をのべつするかというと、そんなことはないから、
激しく演出の指示が入っている(か、戸田がそれにノッている)のだろう。
いずれにしてもちょっと極端なもので、
考えて出していかないと、飽きられてしまうのではないかと懸念する。
今回のSPECの正体は、“憑依できる人”。
瞬間的に別な人間に乗り移ってしまう人間を戸田が取り押さえようとするが、
次の瞬間には別な人間に移動しているので苦労するという描写、
そして加瀬亮が冷静に本体を見ぬいてみごと捕まえるという描写は、
レトロなSFというか、忍法ものなどでおなじみで、興味深い。
その犯人を殺してしまうニノマエの存在が戸田に認識されるところまでいき、
アウトサイドのストーリーも順調に進み始めた。
前回よりは不親切ではないつくりになっていたと思う。
次あたりまで見れば、あとは最後まで見続けることになるのだろう。
テーマ曲(全10回、ぜんぶアレンジが違う)は番組最後に、という構成に変更された。
☆これまでのSPEC
乙の回|視聴率は大丈夫か(2010-10-15)
甲の回|まずは戸田恵梨香を楽しむ(2010-10-8)