http://ameblo.jp/turtlehaze/entry-10467578954.html の続き

ときに、スマトラ沖地震への募金として、F1ドライバーのミハエル・シューマッハという人物は日本円で10億円寄付したそうだ。

男っぷりがいいねぇ。

私も時折街頭で募金を試みたりするけれど、100円しか入れない。

これは、ケチとかそういう問題ではなく、それ以上募金すると、此方の生活が危うくなるからだ。

なにを 100円如きで生活が瀕すると思われるかも知れないが、事実そうなのだからしょうがない。


 私は、髪結いの亭主であり、昼間ほとんど家にいる。

そして、飯を食らうのは晩飯だけ、朝も昼も食べない。

基本的にエネルギー消費量が少ないので、腹も減らん。

それをもって「一日一快食」は健康なり、と嘯いてはいるものの、ごくたまに昼間腹が減ることがある。

そんなとき、食するのは、専ら「魚肉ソーセージチャーハン」とか「秋刀魚の蒲焼缶詰ご飯」とか「納豆うどん」だ。魚肉ソーセージも秋刀魚の缶詰も納豆も、これすべて100円以下、消費税を入れて、105円以下である。となれば、私の日中使える「可処分金額」は「100円」が採算分岐点であるのは明白だ。

100円以上募金に費やしてしまうと、たまに腹が減ったとき、「魚肉ソーセージチャーハン」とか「秋刀魚の蒲焼缶詰ご飯」とか「納豆うどん」が食えなくなるのだ。これを「生活の危機」と呼ばずしてなんと言う。


 とすると、彼のミハエル・シューマッハの募金額に、この方式を無理やり当て込むとシューマッハの「昼飯代」は「10億円」ということになるな。そんな馬鹿なことはありえない。ただし、市井の輩には100円がお似合い、というのが結論だ。


 先ほど、自分の収入単価などを胸算用してみたけれども、例えば、「世界一のロック・バンド」と名高いローリング・ストーンズなどは、1ステージ一人1億円だそうだ。2時間のステージで1億円。大したもんだ、という言葉以外に口から何も出てこないね。


 やっぱり、億万長者とは縁が遠すぎて、語ることなし。

「かあかあ」と烏が鳴いて、うちの車の天井に糞を落とす。