先日、助産師の資格を持つホメオパスの勉強会に参加しました。
その中で印象に残ったお話を紹介いたします。
お産は本来、女性一人で行えるもの。
本能をフルに働かせるとスムーズに行くようです。
そのためには・・・
知的な脳である「大脳新皮質」を刺激しないこと。
⇒言葉は最小限にして、質問はしない
⇒光は最小限にしてうす暗く
⇒静かに(テレビ、話し声、機械の音などさせない)
⇒人目は最小限に
動物のお産もそんな感じでしょうか・・・。
「いいお産にはオキシトシンの分泌が欠かせない!」
オキシトシンは「愛情ホルモン」と呼ばれるもので、
その分泌により陣痛の痛みが「心地良い痛み」(!)に変わります。
オキシトシンは、
抱きしめる、マッサージ、可愛いものに接する、気持ちよいこと・楽しいことをする、
などによって増えるそうです。
私は陣痛が痛かった覚えはありますが、
生まれた可愛い我が子を抱いているうちに、
そんな痛みの記憶も薄れて、また次の子を産んだんだな~と
納得でした。
オキシトシンは、出産のその場に立ち会った人も増えるそうです。
勉強会でも出産シーンの動画をみせていただきましたが、
感動と赤ちゃんの可愛さが自分の時の記憶と重なって、
オキシトシン出まくりでした。
ペットと一緒にいる時もオキシトシンが出ているそうですよ。
オキシトシンは、
「陣痛促進」、「母乳分泌」、「不安感やその記憶を消す」、「愛情が湧く」など
出産前後に関わることの他に、
「鎮痛作用」「病気が減る」
などの効能があるそうです。
「こどもたちから元気もらってます!」みたいな
愛情をもって接するお仕事の方々は、
本当にそうなのかもしれませんね。
私も歯科通院した際に、このことを思い出して、
「ちょっと痛むかもしれませんよ~」と言われる治療の際に、
赤ちゃんが生まれてくる感動のシーンを想像していました。
(オキシトシン分泌ねらい!)
心なしか痛みがあまり感じなかったような・・・
(元々痛くない場所だったのか・・・)
ふだんから愛情を持って過ごすことは、
こういうことからも大事なんですね。
妊婦さんのお子さんたちは、
待ちくたびれて寝てしまっても、
赤ちゃんが出てくる頃には目が覚めるそうです。
なので、出産が進みそうに見えても子どもが寝てしまうと
「まだかかりそうだね~」と助産師さん同士でお話するそうですよ。
そして生まれたばかりの赤ちゃんも、
お母さんの顔をじっと見ていました。
助産師さんが抱っこした時には目が合わなくても、
お母さんに渡すとじっと見るそうです。
不思議ですね~。
生まれたばかりの我が長女を抱いて
「ご飯三杯食べれる~!」と言ってくれた友人がいましたが、
赤ちゃんの映像をいくつも観た、今の私もオキシトシン満載のそんな気分です。