こんばんは、アイです。
オリンピックが終わりましたね。
準備が間に合わないとか、テロが起きるとか、開催するたびに
騒がれつつも、結局無事に済んでいますよね。
華やかな舞台の裏で、支えてくれている人たちのおかげなのでしょう。
缶コーヒーのCMじゃないですけど、 『世界は誰かの仕事で出来ている。』
今日は本を紹介します。
水鏡推理 [ 松岡圭祐 ] 669円 楽天 |
水鏡推理(2) [ 松岡圭祐 ] 691円 楽天 |
水鏡推理(3) [ 松岡圭祐 ] 734円 楽天 |
ストーリーはテレビドラマの『トリック』に近いです。
巻を追うごとにヒロインが残念な美人と化していきます。
ワンパターンな内容を、ヒロインのパートナー役を毎回変えることで
飽きさせない工夫をしていますが、今後はどうするのでしょうか。
荒木飛呂彦の漫画術 [ 荒木飛呂彦 ] 842円 楽天 |
『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木先生が言うには、魅力的な
キャラクターがいるだけでも作品は成り立つ。だけど、キャラクターには
賞味期限があるので、長期連載にしたければ『軸』となるテーマが必要、
とのことでした。
これって、どんな職業にも言えるのではないでしょうか。
生活するためだけに働くのでは、長く保たない。
自分なりのテーマを見つけないと、いずれやる気を失い、
辞めるか、辞めないまでも良い仕事はできなくなっていく。
まあ、毎日の生活で手一杯という人もいるでしょうし、
テーマがあっても思い通りにならないこともあるでしょうけどね。
時代や環境の変化にとり残されていくというのはとどのつまり、
不変の軸を作るのを怠ったということかもしれません。
叙々苑「焼肉革命」 [ 新井泰道 ] 864円 楽天 |
立ち読みで済む程度のページ数ですが、面白かったです。
叙々苑の成功は、味はもちろんお店作りに明確なテーマが
あったからなのでしょうね。
消費者というのは、お店を見てそこが自分に相応しいか、
無意識に感じ取ります。
上品な客を相手にしたければ、お店もスタッフも上品たれということです。
人間の分際 [ 曽野綾子 ] 864円 楽天 |
おばあちゃんの説教をまとめた本です。
直接言われると鬱陶しく感じたでしょうけどね。
文章で読むと、冷静に受け入れることができました。
この世にたやすい仕事はない [ 津村記久子 ] 1,728円 楽天 |
とても面白かったです。おすすめ。
淡々とした語り口で、初めは眠くなったのですが、
だんだん話に引きずり込まれる心地良さを感じました。
仕事とは生活の糧を得るためのものでもあり、個人の尊厳でもあり、
癒しでもあります。
アイがこの年まで元気でいられたのも、薬剤師という矛盾に
満ちた職業が、性に合っているからなのでしょう。
テレビドラマ『家売るオンナ』が面白いです。
エキセントリックな女に周囲が振り回されるという、
日テレではよくあるストーリーなのですが、主人公の仕事に対する姿勢が
共感できます。
不動産屋だから家を売るという、ビジネスはあくまでシンプルに。
でもそれだけではなく、相手のために、自分のために働いている。
『人間の分際』に書いてありましたが、仕事に全力を注げる人というのは
不器用か、私怨だそうです。
あなたが今の仕事を選んだ理由は何ですか。
私怨だとしたら、いつか心は晴れるのでしょうか。