『天才！』

外間@Webマーケティングです。

著者のマルコム・グラッドウェルこそが、天才！と思います。
３冊しか、本を書いていませんが、どれも、世界的なベストセラーになっています。
たしか、最初の本は1,000万部を超えたとか。日本ではさほどでもないです。

しかし、勝間和代さんが取り上げているので、カツマーには必読の本になる気配。
なにせ、勝間和代さん自ら、希望しての翻訳ですから。

Amazonの販売ページに、マルコム・グラッドウェル氏に勝間和代氏がインタビューしている動画が掲載されています。

天才! 成功する人々の法則
	マルコム・グラッドウェルおすすめ平均仮説の集積だが読み物としては面白い。運命論？天才は作られる！　（言うほど日本語訳は悪くない）ありきたりな 99%の努力について書いた本 Amazonで詳しく見る by G-Tools

この『天才！』は、一種の成功法則本です。

ただ、少し違うのは、本人がどうしようもない外的要因を取り上げています。
つまり、成功のいくつかには自己の努力だけでは説明が説明がつかない興味深い事例を上げています。

■内容はこんな感じ

・世界の一流スポーツ選手に共通する、ある「幸運」とは?
・ビートルズやゲイツ、ジョブズが生まれた本当の理由は?
・IQ190“全米一の天才”が大成できなかったのはなぜ?
・「ユダヤ人」「移民」「服飾業」が成功する弁護士の条件だった?
・頻発した大韓航空機事故。最大の原因は“文化の違い”?
・アジア人の「数学的才能」は水田から生まれた?
・NY・ブロンクスに生まれた“秀才学校”の正体?

■特に、印象に残ったこと

才能を開花させるのに、1万時間必要だということです。
ビル・ゲイツ、ビル・ジョイ（サン・マイクロシステムを設立した天才エンジニア）も、一万時間、必要としたようです。
ちなみに、1日8時間没頭できる環境にあると、約3年で達成できるようです。
私の経験でも、入社3年間でほぼ仕事をマスターできるのはそのためかと納得しました。

■マルコム・グラッドウェルの前作も

すばらしいです。是非、お読みください。

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
	Malcolm Gladwell 高橋啓おすすめ平均事実を読み解くというスタンスが感じられる本 A little book, a big idea 知見まで昇華している”爆発的拡大”の力バタフライ効果 Kind of a Take Like Freakonomics Amazonで詳しく見る by G-Tools

第1感「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
	沢田博阿部尚美おすすめ平均「裁量」の本質について「ああ納得」と思わせる内容。読んで、直感のすごさを納得しました。ちょっと中途半端な印象の本だった。内容は素晴らしいが翻訳が残念 Amazonで詳しく見る by G-Tools