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朝日文庫
今まであさの先生の時代小説は、ジュヴナイル向けだなあというのから、結構重みあるなあというのまでどれも好きだったのですが……これはラストが……
壮大にネタバレしますので、未読の方はご注意ください
当初はてっきり、主人公小太刀使いの女性が初恋の元許婚と運命のいたずらで離れるけれど、その後再婚なりいろいろ会って年配になって結ばれたというお話かと思っていました。
主人公が結婚した相手は毒もなく天使でもなくといった、主人公目線なのでどうも他人行儀な描写しかなく、主人公目線の元許婚をひたすら思うという設定でしたので。
まあ話の途中から、その夫がじつはとっても精神的には頼もしいいい人とわかり、その道でハッピーエンドかと思いきや、途中で色々人が死んで最終的にはみんな死ぬ
………えええええええ!?ってなりました
なんなのこの終わり方ハッピーエンドとまでは行かなくても死ななくていい人まで死ぬの!?
っていうかせめて最後の成り行きを見届けるぐらいしてから、後を追おうよ!!
はっきりかっきりとは説明されていませんが、そんな終わり方です
表紙が綺麗な藤に、ツバメという美しい爽やかな雰囲気だけに余計終わり方に驚きました
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