一日一冊 読書評

本が好き。活字中毒な管理人が 読んだ本の一言感想やお勧め本紹介。主に日本人作家中心。歴史やミステリ系多めな読書感想ブログ

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テーマ:
徳間書店

副題がないROMES06の続き
1冊目でちょい自分判断で動いてポカやっちゃった砂村は、成嶋に呼び戻されるまでの条件で、成田勤務になっています。
余談ですが、親戚が空港に勤めていたことがあるのですが、大雨だとかテロだとかで成田・羽田が使えない! 空港は駄目だけど電車ならゆっくり動いてるよ→勤務のもの全員代替空港にGO!でいきなり四国へいくことになったこともあるだとか…大変だなあ

前作と同じく、犯人グループの行動支店と主人公支店での交互する舞台で、互いが互いの警戒をどうくぐりぬけるかというドキドキ感

今回は、天才成嶋少年(青年?)を可愛がっていた恩師が、テロリストに与しちゃったよ何故…という疑問が根源にあり、それが犯人グループのボスとどう関わるのか、また犯人は伝説のテロリストの名前を使っているが、そのテロリスト自身は死亡確認がされているのに…といった読み手をあきさせない小さな謎が次々でてきます

今回は、残念ながら砂村と成嶋のかけあい的部分は少なく、通常の上司部下という感じ
そしてワンコも出番少なく残念(活躍はするんだけど)
シリーズ2冊目も面白かったので、次も探したいと思います

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テーマ:
角川春樹事務所

みをつくし料理帖第6弾
うぉっ!えっそうなるの!?としっとりした時代物なのにジェットコースタードラマ並に怒濤の展開です

盛大なネタバレになるので、未読の方はお避け下さい
最初に訪れる澪の苦悩は、吉原に自分の店を出さないかのお誘いと破格の値段でライバル店が居抜き(設備や食器などそのままで販売)で店を買わないかというお誘い
吉原に行くと、今まで自分を育ててくれたつる家の主人に申し訳なく、かといってライバル店の誘いは胡散臭すぎる
胡散臭いだけなら切り捨てられるが、つる家で下足番してるふきの弟もそちらで奉公できるようにしてあげるよのおまけ付き
さらには自分の育ての親代わり、ごりょんさんのお店も再建できると迷いに迷い…今の店のままでの結論に

それが落ち着いたと思ったら、今度はいきなり小松原様への嫁入り話きたーっ!
えぇぇぇどうするの、どうなるの?てっきり若いお医者さんとカップルになるモードかと思っていたのに!
嫁入り条件としては、澪が武家へ嫁入り修行という事で見習いに入ること
そうなると勿論料理人としての人生は望めず、幼馴染との縁も切れる。

どの登場人物もいい人で、どの申し出も素晴らしい条件で、だからこそ自分ひとりの幸せは考えられないと、雁字搦めに悩んでしまう主人公。
育ての恩に、生計がたつようにしてくれたつる家主人の恩、忘れたくない幼馴染を身請けするという念願と、幼い自分を引き取ってくれた店の再建…どれを選んでも、どれかを諦めなくてはいけないという苦悩は、幸せを選ぶ道なのに辛い

それでも!小松原自身の口から「お前を嫁にしたい」という言葉を貰って道を決めた澪。
だが、行儀見習い一日前になって、自分は料理人でいたいという心が決まる…というところでこの巻は終了。
やっぱり医者とのフラグ継続!?という匂いが納まらないのも気になって仕方がない。

見つけたら読む、というスタンスで読み続けているシリーズですが…ちょっと本屋で続き探してこようかな(笑)


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笠倉出版社

副題が最強の神は誰だ!?という少々中二病的なタイトルだが、いがいと内容はしっかり、神話とか好きなのでそれなりに色々読んでいるつもりだったけれど「あれ これ知らない」ということもいろいろでした

アテナがゼウスの頭を割って生まれてきたというのは有名だけど、それは「(ヘラの前の妻)メティスから生まれた男児が自分を殺す」という予言を聞いたゼウスが、妊娠したメティスを飲み込んで胎内にいたアテナがそのまま成長して生まれたからだとかまでが書いてあるものって、少なそう

バビロニア神話とかシュメールとか、断片で知っていても全体の流れとかを知らないものが多く、特にケツァルコアトル系の同一視されてる神様一覧表は、たまに情報みかけても、神様の存在が入り混じってるので謎だったのですが、助かりました
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テーマ:
宝島社

うーむ前書きの「数十年に一度のパラダイム=シフトが起きようとしている」という箇所で違和感
…流れで理解できるけど、読むだけですっきりという趣旨で【パラダイム=シフト】というあまり現在流用してないお言葉から始まるのってどうだろう

世界史も日本史も、昔から始めていくから小中高通して歴史を学んでも、近代史になるほどおざなりなんだよね
戦争問題とかそういうのを知るためにも、現代からさかのぼって教えていけばいいのにといつも思う

ビーナスの誕生で有名なボッティチェリはあだ名で、意味が小樽(小さな樽)という意味だというのは、美術史結構好きなのに知りませんでした

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テーマ:
新潮文庫

江戸人情モノですが、後味はあまりよろしくないもの中心
だけど読み終えた後どろどろしたものが残らない不思議
多分、作者さんの「女」の持つ業といった、当人たちが無意識に放ってしまっている何かの描写がすごくわかりやすいからだと思う

ふしぎ草子のタイトルですが、深川の「不思議」になぞらえたお話短編集で、基本妖怪やら不思議現象が謎のままというものはなく、裏を含めて解説がついているお話が7つ

基本、回向院の茂七親分の捕物帖形式ですが主人公はそれぞれ「女」です。
か弱く、生きるのに精一杯の女・後妻で家族となった女性が大好きなお嬢さん・顔に難点があってちょっとネジがプッツリいっちゃった女の子(この設定はどこかで見たな…と悩んで、栗本薫さんのお役者捕物帖だとスッキリ あ、まったく話が違ってますが、顔で悩んでという辺りがどっかで見た…ときになっていたもので)

明るい気持ちになれる本ではないのですが、登場人物それぞれに、しんみりと自分を映す鏡があるな…といった気持ちにさせてくれます

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韓国語版もあるらしい
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テーマ:
徳間書店

以前一度この方の作品を読んで、面白いなと思ったのですが普段よく読む分野がミステリと時代小説なため、なんとなく他の本に興味を持ちつつでも読んでいないという日々が続いておりましたところ、私の好きなストーリーやキャラクターを察してくださる方にこの本をオススメ頂きました(笑)

最初はROMESでローマズと勝手に読んでおりましたが、ロメスが正解で、ROMESとは最先端の機械システムの名称
ぼんやりな雰囲気な天才と、空港業務から引退したゴールデンレトリバーという組み合わせからはじまって、もうここから好みです

天才独自の脳裏の考えが行動に直結してしまって、ふりまわされる一般人の気持ちがうまく伝わってくるので、読んでいて感情移入がしやすい=読みやすい

犯人らしき人物は、最初からほのめかされているので解りやすいのですが、その動機は何か、その犯人はミスリードではないか(ついミステリ読みの悪い癖で疑ってしまう>笑)世界観に引き込まれたまま読み終えました
続き、早速探してこよう!文庫とかで出てくれてるとお財布が助かるんだが…w

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テーマ:
ゴールデンウィーク中 更新お休み致します
休み明けより再開いたしますので、よろしくお願いいたします

図書館も機械化で、こういったの見なくなったなあ↓
ちょっと欲しいけど手に入れても使い道に困る(笑)

テーマ:
朝日新聞社

丸かじりシリーズ、疲れたときに読んでふーっと一息、馬鹿馬鹿しさと発想の素晴らしさに毎回感服しております

軽いドンブリ論は、シリーズのどっかで同じような趣旨のことを書かれてたように記憶しておりますが、それ以外はどれも新鮮
猛暑だから炭酸水を色々利用してみようまでは思いついても、それでお茶漬けだとかソーメンって発想にはとてもたどり着けないので感服です。
実際に食べてみるのもすごい。ソーメンはまだ想像付いても、お茶漬けはどうなのか…美味しいのかそうなのか

紅生姜のてんぷら…え、関西では普通に売ってるの?私何年か住んでたけど知らない&食べたことない(っていうか親戚も関西にいるんだが)ノリは好きだけど、ラーメンの海苔はスープが濁る気分になるので先生のこだわりに全面同意と、ハタから見ればくだらないかもと思われそうな出来事に、今回も一緒に悩んでしまいました(笑)

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新人物往来社

秦の始皇帝物語。余談ですが、私が学生時代先行していたのは中国史で、しかも古代史関係なのでいまだ卒論は手書きのみでした(というより、当時の漢字がパソコンでは到底でないものレベルなのでパソコンで作るのはほぼ無理 ほぼシェアはないだろうけど、誰かが亀甲文字フォントなんて作ったら古代史専門の人は喜ぶかも…なんて思ってたら、…すげえ お値段はさすがに高いですがhttp://www.mojikyo.com/info/about/index.html こちら
のサイトに西夏文字、甲骨文字とかあるらしい


始皇帝物語はよく見かけるけれど、ヒール(悪役)皇帝というイメージでの主人公がほとんどで、本人視点のヒューマンドラマ的なものは珍しいかも

お話もほぼメインを占める父・母・弟との相対や葛藤部分が面白く、政治部分はちょっとドラマ性に欠ける印象

ただ、このお話は人間的には面白く共感しやすい始皇帝なんだけどどうして恨まれまくる羽目になっただとか、嫌われまくってますが何か?みたいな部分はないので平凡的な人間という感じになってしまってます

珍しいタイプの始皇帝物語として、一読いかがでしょうか

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宝島社

えー同じ「読むだけですっきり」シリーズの日本史で、口語調の読み物ってどうよ的な感想書きましたが、今回これを読んで感想が変ったのでお詫び申し上げます。

読み物視点でなく、参考書的文献として読んでみたら、大変覚えやすかったです。
日本史世界史は、基本歴史オタを自称しておりますので、「自分が知っているもの」前提に読んだので、読みやすさのみを基本としていたのですが、今回は自分の苦手な地理関係の本を読む…という目線で読んだら、めっさ理解しやすかった。

ロシアかな?(ロシア・カナダ)中米ブラジル(中国・アメリカ・ブラジル)オーインド(オーストラリア・インド)世界の面積広い順なんて、教科書何回読んでも覚えなかったのにあっさり覚えられました。
まあ数日すると忘れる鳥頭なんですが、覚えられるきっかけとして便利だなと。
受験生の駆け込みとして最後に読んでおけば、意外なところで助かるんじゃないかな。

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