光文社
時代小説です。それまでファンタジー系とか少年少女系っぽい小説のイメージが強かったので、この本を初めて読んだときは驚きましたが、面白かったです。
あ、面白いと言っても笑える楽しいというのではなく、雰囲気がいいという意味で、お話としては暗いです

シリーズ二冊目なのですが、多分これを単品で読んでも、意味がわかるかと
売れている読みやすいい作家さんは、二冊目とかから読んでもさりげなく状況や周囲の人間関係をうまく紹介してくれるので、読みやすくて素晴らしいといつも思います

女郎が連続で死んで、犯人はというお話なのですが、謎解き部分はあっさりめ
むしろその殺人を取り巻く人間環境を眺めていくという雰囲気でした。
表紙がキレイなのですが、せっかくだからかんざしも本文の雰囲気に合ったもの,、ビードロ細工のかんざしを見たかったなあというのが残念

あと、ラスト数十ページになって文体がいきなり、なぜか京極先生の作品読んでるみたいな気持ちになる書き方になっていました
その人物からの視点なのでしょうが、ちょっと不思議な感じです


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