講談社文庫

再読の感想です。
主人公は子供5人を抱えた母で、旦那が謎の死をとげ、次男の浮世絵師をしている元へ身を寄せる…というと、なにやら暗そうなシリアスかと思いますが、まったくそうではありません。
一応謎の死は長男が追い駆けていて、娘たちはとっくに嫁にそれぞれ行っていて、次男は浮世絵師で実は生活の心配ない金稼いでてという状況で、むしろ一人暮らしの唯一独身の息子を心配するオカン日記的な要素が強いです。
時折、夫の死を探るためのシリアスが入りますが、嫁と小姑問題だとか近所の幼馴染の娘のダメ男との結婚だとか、どこか身近な話題が続きます。


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