
包丁人侍事件帖、シリーズ7冊目です。
1巻の終わりで途中退場した雪之丞が、かえって来て以来味のある名わき役で、出張ってます。
…しかし桜井雪之丞という美しすぎる名前なのに、コテコテのやらしい(エロではない)性格と言うギャップ、ある意味主人公より強烈な印象残るキャラですね。
今回は中篇二つと言う感じ。
大奥のトイレから赤子の死体発見というお話と、若くて旗本なのに街中でベロンベロンになっちゃってる弟分的な存在ができるお話でした。
…なんかひどい要約ですみません。
主人公はそんなに変わりが無いのですが、子供たちが成長していく様子がほほえましいですね。
また、作品中で描写されている食事内容も、初期の頃は料理方法記述って感じだったのですが、おいしそうだと思う雰囲気に変化しています。
相変わらず、犯人への扱いは色々甘いなあというのが、時代劇勧善懲悪好きには少々残念なのですが…。
ある意味、後味は悪くないのかもしれませんね。


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