講談社

十時半睡事件帖シリーズ、読み返しです。
事件帖とある通り、事件のお目付け役半睡が関わった出来事の短編連作で、ミステリ仕立ての展開な部分もありますが、「実際にこの世で同じような事件が起きたら、こんな風に処理されちゃうんだろうな」という理不尽さが多いという、不思議な読み物。

刀の鍔をそろえるのに何百両を払おうとして、お家取り潰し寸前の目にあう武士だとか、武士であっても何の保証もない足軽の悲哀だとか、庖丁持って料理するのが楽しみという侍だとか、色んな登場人物に味があります

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