新潮文庫

プルタークの物語という本の改題とのこと。
ギリシャ神話にも出てくる人達の、ローマ建国の頃からのお話。神話に出てくるけれど、人間としての立場で動いているので、(たとえば黄金のリンゴのヘレネを巻き込んだ物語は、神様を主なキャラとするとアテナやヘラ、ヴィーナスの争いメインになるけど、人間視点だとヘレネをいかに奪い合うかみたいな)神話とちょっと違って、新しい気持ちで読める。
ただ、読めるんだけど人間の行動と視点だから、どうしても神話を読むドキワク感がなく、ちょっと退屈(笑) 
時代を経ると、神話からも離れ、今度は哲学で習った賢人達のお話になるのだけれど…やっぱり哲学者のお話も、(なるほどと思うことはあっても)ワクワク感は少ないな

面白いなと思ったのがマイナス選挙
独裁者が出ないように、ヤバいと思った人間の名前を投票し、一定数そろったら数年間国外追放とかは、今の日本でやってもいいんじゃなかろうかw

栄華編は史実とも神話ともつかぬ的なイメージで、ちょっと退屈だったのでこちら読むのどうしようかなーと迷ったのですが、哲学や世界史の教科書でおなじみの人物たちが多く、楽しめました

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