岩手県陸前高田市に住む 佐藤直志さん77歳
震災後を綴ったドキュメンタリー映画<先祖になる>
消防団員の長男は津波にのまれた
辺りも流された しかし 家は残った
その我が家を 自ら木を切り立て直す夢を抱く

直志さんの姿は私達を 未来は自分達の手で
作っていくんだという道筋を照らしてくれる
日本人の強さは受け入れて乗り越えるところにある
深い悲しみを知った愛情 相手を思いやる心
自分には何ができるのだろうか
 
夢だから実現するかわからないけど 家を建てるよ
と話す直志さんの 清々しさ
たぶん この前に進む力が 生きるってことなんだ
自分の手でまた 家を食べ物を地域を作っていく

どこからか流れてきた きゅうりの種が目を出す
蒔いた蕎麦の実がなる 土地を耕し米を植える
そうやって人は 生きてきたんだ
太陽がのぼり 雨が降り 季節が移ろう
そういう営みの中に 私達はいるんだ

ありがとう 直志さん 
生きるって 作っていくことですね 
お元気で




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