フリーライター佐々木月子のブログ
男女それぞれの視点から恋愛コラムを配信中→■幸せになる「恋愛力」
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

マンダリン・オリエンタル東京のキッズフレンドリーさに感動!――子連れでおでかけ

ダイヤモンド・オンラインに、マンダリン・オリエンタルの記事が掲載されていました。
http://diamond.jp/articles/-/92522

マンダリン・オリエンタル東京は、私もお気に入りのホテルです。
赤ちゃん連れにやさしくて、さすが5つ星!と思わせるホスピタリティにあふれています。

お部屋についたとたん、ムスメは大はしゃぎ♪
まっさきに親がするのは、電話線を抜くこと。勝手に電話をかけられてしまうので。。。


一番感動したのはコレ↓
コーナーガードが、すべての家具の角に取り付けられていました。


ベビーバスに湯桶まで。頼んでいないのに、用意してくれていました。


ミルトンとオムツペールも完備!
ベビー用のスキンケアアイテムも。


ベビーベッドはリクエストしておきました。
お姫様使用のメルヘンベッドをムスメは気に入り、自ら入って眠りましたよ~。自宅のベビーベッドでは寝てくれないのに。


なんと、子ども用スリッパが!
これ、助かりました。いつも私のスリッパをはきたがり、滑って転ぶんですけど、これは歩きやすくて大丈夫でした。

食事は、行ったことのないレストランがいいなーということで、地中海料理のヴェンタリオへ。
おいしいし、子どもが食べられるものもたくさんあるし、雰囲気もいいし、素敵なレストランでした。
ここでもまた、キッズ・フレンドリーの感動がありました。
お食事マットに遊べるしかけがあるんです。しかも、クレヨン付き!


そのうえ、アンパンマンのDVDまでお店で貸してくれました。

まぁ、10分と持たず、持参した粘土やらシールブックやらで次々と気を引くはめになりましたが。アイテムがひとつでも多いと助かります。

マンダリン・オリエンタルはこのほかにも、さすがというサービスがたくさんありました。
ウェルカムドリンク、無料のミネラルウォーター、双眼鏡、文具、ヨガマットまで部屋に用意されています。
エレベーターに乗るたびに、スタッフが名前を呼んで話しかけてくださいます。

最近、別のホテルの電話応対で残念な思いをしました。
そこもホスピタリティにあふれることで有名なホテルだったのですが、
スタッフによって「それはできません」「できます」と内容が変わったり、
微妙に馴れ馴れしい言葉遣いだったり。
3人中2人が、相槌に「うん」という言葉を使っていたんです。。
(もちろんほとんどは丁寧な言葉遣いをしているんですけど、ふとしたときにうなずく感じで)
ここ数年、拡大路線をとっているため、スタッフの育成が追いついていないみたいでした。以前は素晴らしかったのになぁ。

冒頭の記事にも、スタッフの取り合いが唯一の問題、との内容が書かれていました。
マンダリン・オリエンタル東京では、電話応対でも、現地でも、素晴らしいスタッフばかりでした。
海外でもマンダリンに泊まってみたいな。

こうした感動体験が固定ファン獲得につながり、収益につながる。ちょっとした差が大きな差につながるのだと、改めて思いました。

料理写真の撮影のコツとポイントをプロカメラマンに習いました


私の仕事はライターですが、レシピの制作も担当しています。
日ごろから、料理写真をもっと美しく、おいしそうに撮りたいと思っていました。

そこで、もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ」 の著者で、
カメラマンの佐藤朗さんにマンツーマンレッスンをお願いしました。

佐藤さんは「料理専門の写真教室 フェリカスピコ 東京」を主宰していらっしゃいます。
つまり、写真撮影のプロでありながら、撮影法を教えるプロでもあるのです。

撮影のコツを理論だてて教えるのは、難しいことだと思います。
文章もそうですが、無意識に感覚で行っていることを説明するのは大変です。暗黙知を明文化しなければいけないわけですから。

たとえば料理写真を美しく撮るためのコツのひとつに、料理の全体を写さずに、左右のどちらかをカットするというルールがあります。
「右をカットするか、左をカットするか、どうやって決めればいいんですか?」
と佐藤さんに質問しました。

すると、すぐに答えが返ってきました。
「料理には、これが正面だろうという『顔』があります。
そして『ここを写したい』というポイントがあります。
このパスタなら、ここが(絵になる
正面で、このトマトの照りがキレイだから入れたい」
そして、佐藤さんはパスタの皿をほんの少し、時計と逆の方向へ回しました。
「この角度から写すと、パスタの斜め顔と、トマトの赤が入り、美しいポーズになります」

↑こんな感じ


実際には違う言葉で表現していらっしゃいましたが、上記は私が理解した内容です。
(佐藤さん、解釈が違っていたらご連絡下さい)

料理の顔と向きが決まれば、空間をあけるのは顔の先。
それにも理由がきちんとありましたが、ここでは省略します。
気になる方は、佐藤さんに習ってください(笑)。
で、顔と逆側の左をカットするということが理解できました。

今回のレッスンで得たものは多すぎて書ききれません。
私の自宅でレシピ写真を撮影する想定で、

太陽光の入り具合や写りこみを計算し、
スープならこっちの窓際」
「パスタならテーブルのこのあたりでこの角度」
「お弁当なら(なんと!)床」
という指導までしていただけました。
自宅でのマンツーマンレッスンならではの利点です。

さらには、RAWデータの調整の仕方や、
カメラとレンズの買い替えのポイント、
撮影小物のレンタルショップについても教えていただきました。

調整はこれまでデザイナーさんにお任せにしていましたが、
今度からはちゃんと自分でやろう。
ますます写真が好きになりそうです。
そして、仕事もますます好きに(^^

ムスメちゃん、ママがワーカホリックに戻ったらごめんね。

---------------------------------
■カメラマン佐藤朗さんの著書
もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ


■カメラマン佐藤朗さんの撮影教室
料理専門の写真教室 フェリカスピコ 東京

映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」感想


映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」を観てきました。

3回泣きました。
一緒にいった友人たちから「どこで泣いたの!?」と笑われましたが、
私、ニュース番組を見ても泣いてしまうほど涙腺弱いので。。

中でも一番グッときたのは、雪絵(木村文乃)がマイティーズを信じていた理由。
あれが伏線だったとは……!
古沢良太さんの脚本はさすがです!!
クライマックスあたりから、あれもこれも伏線だったと気付かされ、驚きの連続!

私も友人もみんなが「いい!」と大絶賛したのが、
仙石(野村萬斎)の爪を雪絵がやすりで削るシーン。
あんなラブシーンがあるなんて! 新しい! そしてエロティックで切ない!

日本史上に残る脚本家、向田邦子さんが書いたといわれる有名なラブシーンを思い出しました。
男女が、ガラスの向こうとこっち側で向かい合い、口に入れた飴玉を右へ、左へと動かします。
男と女の頬が同時に、右、左と交互に飴玉で膨らむ。
言葉もなしに飴玉を同じ方向に動かす、ただそれだけで、2人の心が通じ合っていることを表現したのです。

私はこのシーンを見ていないのですが、何かの本で読んだ記憶があります。
記憶違いだったらすみません。

脚本の基本のひとつに、登場人物に「愛している」と言わせずに「愛」を伝えること、というものがあります。
愛に限らず、気持ちを言葉で表現せずに、行動やシチュエーション、小道具などで表現するのです。
これってけっこう難しいんですよ。
キスしたり、抱きしめたり、そういうありきたりな愛の表現は、言葉で示したのとたいしてかわりありません。
飴玉や爪やすりで表現するなんて……すごい!

この映画の中で、仙石は一度も幸恵への思いを口にしません。
でも、深く愛してしまったことがちゃんと伝わってきます。
だからこそ、ラストの仙石の一言が切ない。そして美しい。

あの一言は、野村萬斎さんだからこその深みと痛みがありました。
仙石役は、
萬斎さんじゃなきゃダメだったろうな、と思うくらい素晴らしかった。

萬斎さんに限らず、役者陣の演技と存在感はすごかったです。
芝居のできる役者さんたちといい脚本が揃い、映画として満足度の高い作品でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>