9月22日。
久しぶりのドラマストアライブは配信で。
KANSAI LOVERSできれば現地で観たかったけれど、
週末に友人の結婚式があるのでさすがに大事を取りました。
配信してくれるのすごく感謝。

カンラバで観るドラマストアには思い入れがある。
初めて出演した2018年の、良く晴れた日。
あの日は私とドラマストアの物語の、再スタート地点だった。
詳しくはこちらこちらをどうぞ。

そんな感じで特別だから、ほんとは会いに行きたかった。
でも今年は大人しくお家で見守っている。
とにもかくにも、良い天気になって良かった。
ドラマストアは青空の下がよく似合う。

余談だけど、音出し中はずっとタイテだったのはちょっと哀しかったな。
なんでそこも配信しない??音出しも需要あるからな??


開演は2分遅れ。
いつものSEが鳴って、画面にはスタンドマイクが映ってた。
海さん、かずやさん、鳥山さん、の出は確認できたけど、ゆーまさんは。
たぶんかずやさんの前後なんだろうけど、映してくれよ…。
私はあの出順を観てるのも好きなんだよ。
全景映像で良いんだけどなぁ、と言う個人的な想い。笑
お衣装は割とかっちりめで、アルバムの夏仕様ってそう言えば言ってたな。
鳥山さんのサスペンダー愛おしかったし眼鏡も愛おしかったけどお髭はちょっと…。
などと思ったりなどしました。笑

青空の下、静かな空気に包まれて礼をするドラマストアを観て、
なんだかとても、秋だなぁ、と思いました。
清涼な風が吹き抜けていくような気がして、凜とした気持ちになった。
きっとその場にいたら、息を止めてしまっていたと思う。

ベースとドラムの音がぐるぐると周回して、お?お?なんだなんだ?ってなって、
誘う手拍子にのせて海さんが言葉を発した。
MC始まりのドラマストアになんだかとても安心するのは、
初期のドラマストアがMC始まり多かったからなんだろうな、
そうこれはつまりインプリンティング。笑


最高のライブ日和だと思いませんか?
辛かったこと、がまんしたこと、そいつらなかったことにせずに、
今日一日を楽しみきる力に変える音楽を一緒に鳴らしていきましょう。
みんなと俺たちと、KANSAI LOVERSを始めます!

ってにっこにこでいう海さんの可愛さプライスレス
有人のライブはやっぱり幸福だな、って私が泣きそうになっちゃうやつだし、
全景映像でいいのにって言った傍からアレなんだけど、
抜かれたかずやさんの楽しそうな笑顔が観れてもうすでに胸がいっぱいな私です。

そんなきゃっきゃした気持ちで始まったのがシティトーク
大好き…!!!があふれてしまう。
セトリに入ってきたの久しぶりなんじゃないかな、
前ツアー中はやっぱりガールズルールがこのポジにいたから、
ずっとずっと聴きたかったし九州遠征で二日連続で聴けた時泣き崩れたことをそっと思い出したりなどした。

2番のメロ部分で海さん嚙んだ…?
通信安定しないのか時々飛ぶからそのせいか…?
って思ったけどアーカイブで観たら嚙んだって言うかなんていうか、
ねぇちょっと。笑 反省して。笑

間奏のギタソロが遊んでて鳥ちゃんご機嫌~!ってとってもしあわせだったし、
カンラバのみんなといたいのです!は定番の歌詞替えだけど、
久しぶりに聴くとやっぱりうれしくて好き!!!ってなったし、
ふぅ~っのしあわせそうなことよ、愛おしさがあふれたわ…。

そして何よりも言いたいのはオーラスのかずやさんの、
そばにいたい!って一緒に入れた声が強めで最高ですかってなりました。



かずやさんのカウントで入った2曲目は三文芝居
カウントー!好きー!って安定の大騒ぎなんですが、
はい、って言ったじゃないですかかずやさん。
え?え?何事!?好きだな!?ってなったのほんとに。
私のツボを心得すぎてるかずやさんほんと大好きってなった。

あと三文芝居はさ、Aメロの海さんの声の低さがたまらんのですよね。
アルバムの感想ブログでも書いたし、
折に触れて呟いてもいるんだけれど、
ハイトーンも大好きだけど全力でロートーンを推していく、と改めて。
好きすぎて頭を抱えかけたからな…低音ボイス最高…

それに対比するようなかずやさんのハイトーンコーラス美しいし、
グラスの中の氷を鳴らすようなピアノの音好きだなって思うし、
Cメロのベースの色気がとんでもなくて、三文芝居は耳が楽しいねぇ。



ハイテンションを繋いで、3曲目はイミテーション・ミュージックショー
何度もでも言いたい、この曲のベースがめちゃくちゃ好き。
映像なのでゆーまさんの手許を見つめることもできないんだけど、
耳に届くその音を聞いているだけでとても楽しくて仕方がない。

このご時世でライブに行けないの、
最近ちょっとお仕事が忙しかったりしてストレスたまりがちで、
そういう時に、イヤホンの向こうから聞こえる音にとても救われてるし、
同時に、イヤホン越しじゃぜんぜん足りないなって思う。
会いたくて、そこにいたくて、仕方がなくて、ちょっと泣きそうになった。

それでも、客席越しのステージが映る度にあふれるのは、
羨ましい、ではなくて、愛おしい、ばかりで、
やっぱり僕はたくさんの人の頭や手越しに観るドラマストアが大好きで、
私の大好きな子たちはこんなにもたくさんの人に愛されているって、
そう思えるあの景色が美しくて尊くてたまらないんだなって思った。

腰ふり海さん可愛かったなって思ったんだけど、
どこだったかな?って思ってアーカイブで確認して、
改めて海さん可愛すぎるなって思ったことは残しておきたい。
(嘘じゃないかと思う、のとこでした。可愛い)

鳥ちゃんがギタソロで前に出てくるの大好きなんだけど、
しっかり手許抜いてくれたカメラさんありがとうございます!
鳥山さんの手の甲から指のラインがとてもきれいで眼福でした。



ひさしぶりやねこの感じ、ってかずやさんの言葉に、
きもちぃ、ってうれしそうな海さん可愛かったな。

どんな形であれ、今日開催することに決めてくれたスタッフと来てくれた皆さんに、ありがとうございます。
俺たちとしては3回目、例年より少し涼しくて、それでも体調にだけは気をつけて最後まで楽しんで帰ってください。
俺たちもあんまりコロナ期間中ライブも出来てなくて、
しかも野外ってなると例年は大体バテバテだけど、
今日はみんなの力を最大限借りてしっかり楽しいライブをしていきたいです。


ってご挨拶を経て、MC明けは可愛い子にはトゲがある?

始まりから愛らしいキューブ状のカラフルがあふれて、
写真に撮ったら虹色のエフェクト掛かるんじゃないかって、思う。
とても可愛らしくて、でも結構大人っぽさのある印象なのは、
たぶんベースの音と海さんの声のハスキーさの作用なんだろうな。
可愛いばかりだった海さんが少しずつ大人っぽくなっていって、
秋の空の下の海さんにはいつも惹きつけ直されてる気がする。

指切り、のところでちゃんと指切りってしてたのが愛おしくて、
海さんのそういう仕種を入れてくるところが今日も好きです、ってなりました。
こうやって何度でもドラマストアの想いのままに惚れ直させてくれ。
負けず嫌いで、自信家で、でも時々不安そうで、
やっぱり、君の音楽がないと生きていけない、なんてしあわせだよ、
って言った海さんを思いだして愛おしくってたまらないよな、って気持ちになる。

好きなように生きて欲しい。
願うまま、向かいたい方へ歩いて行って欲しい。
外側からきこえる、らしさ、なんて呪いは跳ね返して、
色んな面を見せて欲しいって思うし、
様々な方向から惹き付けて欲しいって願ってしまうのは、
それだけ期待してるって話なんだよな。
もっともっとずっと大きくなるバンドだって、思ってるから。

あとこの曲のコーラスがとても優しくてびっくりした。
ちょっと音源聞き直してくる。



そのまま続けて五曲目はラブソングはいらない
真っ昼間だというのに空気が途端に夕方の色に染まったように見えて、
オレンジ色の曲に弱い、ってなって少し笑って、泣きそうになった。

前にも言ったけど低音の聞こえの良いヘッドフォンで聴いてるから、
いつもよりずっとベースは近く聞こえる。
それでも、ゆーまさんの音はちゃんと引いて聞こえる。
優しく、穏やかな二色の低音が心を撫でて、
この4人のドラマストアとの物語をちゃんと始められたカンラバで、
この四人のドラマストアをちゃんと頭ではなく心で愛していけると思ったこの曲が演奏されたら、
そんなの簡単に泣きそうになってしまうって言う話です。

やわらかい気持ちで言葉を追っていたら、
2番の入りを海さんが歌えなくて、ちょっと。笑 って冷静になりました。
ほんのり笑った海さんが可愛かったので良しとする(ダメ)

これは完全な偶然で海さんは意識もしてないことなんだろうけれど、
奪って欲しいのに、で海さんが正面から視線を外して、
その流れた先にカメラがあったのあまりにもグッジョブすぎて。
あの流れと表情がとてもとても好きでした。

丁寧なギターの音と優しいベースと、
大サビで存在感を増すドラムがすごく好きで、
海さんの陽だまり色の声がほんとに良く映える。
幸福に満ちる空気が、美しくて涙ぐんでしまった。



海さんがギターを置いて、ここからラストMC

昨日も来られてた方います?
俺も最後の方だけ来てて、レゴのヒロキさんが良いことおっしゃってて。
今日おる人みんなべっぴんさんやわ。って。
俺も今同じ事を思っていて、
ちょっと空席があってみんなの素顔が見えない中だけど、
去年一昨年と変わらずすごくきれいな景色だなって思います

眩しそうな顔してそう話し出した海さんの裏で、
鳥山さんの指先から滲み出すようなピアノの音が響いて。
その中で静かに語る海さんの言葉が、とても誠実でまっすぐに届いた。

簡単にひとつだけ。
色んな事情があって、今日来ないで家から配信で観るよという選択をした皆さん、
なんとかやりくりして色んな人の眼をかいくぐって、
自分たちの足で自分たちの好きな音楽に逢いに来る選択をしたみなさんも、
俺はぜんぶ正解だと思います。
昨日今日明日とカンラバ続いていくと思うんですけど、
みんなの選択とみんなの勇気を肯定する音楽しか、この場所では鳴りません。
だからどうか不安に思ってることとか明日からのこととか過ぎってしまうかもしれないんですけど、
その楽しむ気持ちだけ、誰にも奪われないようにだいじに鍵を掛けて、
最後まで楽しんでその思い出を持って帰って欲しいなと思っています。
きっとまた元通りの生活が来て、
来年もここカンラバでみんなが抽選に落ちちゃうかもしれないくらいの人と音楽ができると思ってる。
レゴが夜の野音は譲れんっていってたけど、譲って欲しいなって思うんです。
もちろんこの晴天の下も気持ちよくて美しいんですけど、
夕暮れ、夜、まだ知らない俺たちを知って欲しい、
あるいはまだ知らないみんなをみたい。
みんなをだいじに想ってる気持ちと野心と、両方置いて最後に新しい曲を歌います。
すごく大切な時間でした。
この先色んな事が待ってると思うんですけど、
皆さんの生活で、俺たちの音楽が色を添えれる時間があったら良いなと思っています。


そうして歌い始めた新曲は海さんがギター持たなかった。
歌い上げる声がとても美しく空気を渡って広がっていくのが見えて、
その耳に触れる声の美しさだけで涙が出てしまった。

ふわり、ふわり、と浮かんでは消える影が心を締め付けて、
大切だったはずのものを手放していくことも、
失ったものを今でも求めてしまうことも、
息が苦しいほどに胸の中にあふれて消えていかなくて、
そんな想いを日々の中で宥めては生きている。

マイクを手で包む海さんがとても大人っぽくて、
たくさんの過ぎし日の色がその姿を染め上げてた。

海さんとはだいじな話ばかりしてきたけど、
そのどれだって今も忘れずにいるけれど、
どれだけの約束を僕らは叶えられるんだろう。

かずやさんの音が織り上げるように響いて、
それは大切なことと同じだけ、
つまらない話もくだらないことも積み上げて、
今の自分たちがここにあるということを、
これまでのぜんぶを抱えて今を生きている証を刻んでいるようで、
こういう証明するような音がほんとに好きで、ずっと好きで、
海さんの言葉が、聞こえているか、とでも言うように心をノックしてくるのと相俟って、
大切なこと、守りたいもの、選びたいものは確かにここに在ることが、
あまりにも掬いあげられるようで涙があふれてどうしようもなかった。

何気ない日常が、くだらないと流したあの時間が、なんでもないようなあの言葉が、
壊れてしまった後になってとても大切だったことを知る痛みは、
一度味わえば十分なのに忘れてしまいそうになる。
そういう毎日の小さなことが大切になっていくから、大切にしたいと思えるから、
ドラマストアを好きで良かったと改めて思ったんです。


セットリスト

1.シティトークが終わらない
2.三文芝居
3.イミテーション・ミュージックショー
4.可愛い子にはトゲがある?
5.ラブソングはいらない
6.新曲


現地で会いたかった。
生身のその音に触れたかった。
だから、日常を積み上げて、きっとまた必ず会いに行く。









新曲はアーカイブで何度も聴いて歌詞を起こした。
ぜんぜん聴き取れなかったとことか、
意味合い的にこの言葉かなって推測してる部分もあるけど、
たぶんだいたい合ってると思う。
とてもとても、言葉をだいじにした歌でした。
Cメロからの大サビが泣き崩れるほど大好き。



愛されたいと思ったこと
満たされたいと願ったこと
どれもが痛いな
すれ違う度に触れられる距離を
僕らお互い行ったり来たりの繰り返し

繋がりたいと思ったこと
傍にいたいと願ったこと
どれもが1人だ
僕の匂いなんて覚えていないでしょ
それでいいよ僕ももう忘れたよ

いらない言葉を捨てながら
足りない心を集めてる
僕の顔した何者が
大切な何かを奪っていく

つまらない話しよう
くだらないことだって笑おう
埋まらない君と僕の間で
さよならの代わりに残された嘘の理由は
ただ僕しかまだわからない

伝わらないと嘆いた日は
1人になりたいと願った
僕が莫迦だったな
たとえばあの時
こうしていればなんてさ
悔やむ度楽になっていくんだよ

飲みかけの甘いミルクティが
冷蔵庫の中にあったよな
戻らない日々も確かになぞるためだ

つまらない話をしよう
くだらないことだって笑おう
埋まらない君と僕の間で
なくしたものはぜんぶ意味のないものだよ
それでもまだ何かに縋り付いてたい

今更約束なんてさ
不安になるだけだってさ
誰かの言葉がぎゅっとさ
胸を掴んでいたくってさ
うまく言えないことだってさ
借り物の言葉じゃほら救えないようにできている

つまらない話をしよう
くだらないことだって笑おう
埋まらない君と僕の間で
2人の想いは春風に消えていく
忘れられない記憶などないと思った

つまらない話をしよう
くだらない喧嘩だってしよう
届けたい言葉が錆びる前に
さよならの代わりに残された嘘の
理由はただ僕しかまだわからない